野呂佳代、マユリカ中谷らが『星つなぎのエリオ』日本語吹替版声優に決定!野呂演じる“ウゥゥゥゥ”出演シーン映像も

野呂佳代、マユリカ中谷らが『星つなぎのエリオ』日本語吹替版声優に決定!野呂演じる“ウゥゥゥゥ”出演シーン映像も

ディズニー&ピクサーの最新長編アニメーション『星つなぎのエリオ』(8月1日公開)から日本語吹替版の声優が解禁された。あわせて野呂佳代演じるコミュニバースの案内係ウゥゥゥゥと主人公エリオが出会う本編映像も到着した。

【写真を見る】エリオの冒険に奇跡をもたらすキャラクターを演じる野呂佳代とマユリカ中谷
【写真を見る】エリオの冒険に奇跡をもたらすキャラクターを演じる野呂佳代とマユリカ中谷(c)2025 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

本作は、この星々のどこかに自分の居場所があると信じてきたひとりぼっちの少年が、銀河を越えて星と星をつなぐ壮大な冒険と運命を変える出会いを通し成長していく姿を描く感動作。宇宙が大好きな少年エリオは、一番の理解者の両親を失い、寂しさを抱えていた。あり日、エリオの願いが届き、彼は星々の代表が集う夢のような“コミュニバース”に招かれる。そこで出会ったのは、同じように孤独なエイリアンの少年グロードンだった。しかし、心を通わせる2人の前に、星々の世界を揺るがす脅威が迫る…。

このたび一挙に解禁されたのは、日本語吹替版の声優陣。エリオが招かれる“星々の世界”コミュニバースの案内係ウゥゥゥゥ役の野呂をはじめ、主人公エリオの叔母オルガの部下で無線オタクのメルマック役にお笑いコンビ「マユリカ」の中谷、ファルービナム星の大使ヘリックス役に関智一、ゴーム星の大使クエスタ役に沢城みゆき、テグメグ星の大使テグメン役に安原義人、平和を愛する惑星の大使オーヴァが作成したユニバーサル・ユーザー・マニュアル役に子安武人が決定した。

大のディズニー好きな野呂佳代が演じるのは、コミュニバースの案内係ウゥゥゥゥ
大のディズニー好きな野呂佳代が演じるのは、コミュニバースの案内係ウゥゥゥゥ(c)2025 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

野呂が演じるウゥゥゥゥは水のしずくのような液状のフォルムで、コミュニバースでのエリオの生活を様々な能力でサポートし、時々毒っ気のある発言をするキュートなお助けコンピューターだ。野呂は芸能界に入る前、東京ディズニーシーのキャストとして働いていたほど大のディズニー好きで、USオーディションを経てピクサー声優の座を勝ち取った。野呂はウゥゥゥゥの声優に決まった時の心境について「めちゃくちゃ嬉しかったです。嬉しすぎて映画館で別作品の予告を見たときに『私も声優をやるんだ』と思ったら勝手に涙が出てくるぐらい嬉しくて。もともとディズニーシーのキャストとして働いていたくらいディズニーが好きだったので、非常に感慨深いなと思いました」と喜びを語った。さらに、エリオとグロードンの友情が描かれる本作について「二人の友情に涙してしまいました。二人とも色々な思いを抱えながら生きているなかで、お互いを助ける愛のパワーみたいなものがすごく感覚的に自分にも伝わってくるものがあって。私も友だちに助けられることが多いので、そういう部分を感じてとても心に響きました」とコメントしている。

無線オタクのメルマックを演じるマユリカ中谷
無線オタクのメルマックを演じるマユリカ中谷(c)2025 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

そして中谷が演じるのは、エリオの叔母オルガの部下で無線オタクのメルマック。軍の基地で衛星研究の仕事をしている時に、メルマックがエイリアンたちからのメッセージを受信したと主張したことで職場は大混乱になる。それによりメルマックは謹慎処分を受けるが、彼の熱意が導いた“奇跡”がエリオの「何光年も離れた星に行きたい」という夢を叶えるきっかけとなる重要なキャラクターだ。USオーディションに合格し、見事声優の座を射止めた中谷は声優に決まった時の気持ちについて「まさかオーディションの話を聞いた時はドッキリだと思いました。僕だけじゃなくて、周りの人も喜んでくれるような、親とかにも喜んでもらえるから、そんなことあんねやっていう感じで驚きました。たぶん死ぬ前に思い出す人生の思い出の一つになるなと思いましたね」と告白。そして自身が演じたメルマックについては「メルマックのことを嫌いなやつおらへんやろっていう感じのキャラクターです。オーディションの話がなかったとしても、この映画のなかで誰の役をやりたい?って言われたらメルマックを演じたいと言うぐらい、誰からも愛されるキャラクターです。物語のなかで大事な役割もあるので、すごくおいしい役だなと思いました」と語る。

さらに関が演じるのは、コミュニバースの古参メンバーであるファルービナム星の大使ヘリックス。コミュニバースのみんなが愛飲するドリンクであるグロープを常に持ち歩き、温厚で陽気だけどちょっと偉そうな所があるキャラクターだ。アニメ「ドラえもん」の骨川スネ夫役や「鬼滅の刃」の不死川実弥役、「呪術廻戦」のパンダ役などで知られる関は本作について「コミュニバースの元老院の一人で、温かくも可愛らしいヘリックス大使を楽しみながら演じさせて頂きました。思いやりや優しさ、そして勇気、普遍的なメッセージを作品から感じ、収録しながらも胸が熱くなりました。皆様も是非お楽しみ下さい」とファンにアピール。

沢城が演じるのは、ゴーム星の大使でコミュニバースの最高幹部の一人であるクエスタ。癒しの声を持つクエスタはとても賢く威厳があり、誰に対しても親切で好奇心旺盛な一面も。さらに、心を読む能力があり、コミュニバースの複雑な問題を解決してくれるキャラクターだ。アニメ「ルパン三世」シリーズの峰不二子役や「ゲゲゲの鬼太郎」の鬼太郎役、「HUTER×HUNTER」のクラピカ役などで知られる沢城は本作について「この映画にはエイリアンがたくさん出てくるのですが、彼女はその一人(一エイリアン?)で、自分とは違う存在に興味しんしん!だったり、違うのはやっぱり怖いな…!と思ったり。なんだ私と変わらないんだな、と思いながら収録しました。もしかしたら、みんなそうなのかな。あなたは、どうですか…?一人でも多くの人と、この映画を共有できますように」とメッセージを寄せた。

そして安原が演じるのは、茶色い石のような見た目で丸い顔をしたテグメグ星の大使テグメン。どっしりと構えた風貌のテグメンは、無口だが理論的に物事を考えるキャラクター。アニメ「ゴールデンカムイ」の門倉看守部長役や映画『天空の城ラピュタ』(86)のルイ役などで知られる安原は本作について「テーマは『出会い』。素晴らしいストーリー、絵、そして俳優たち。私が足を引っ張らなければ、それはそれは、とてつもない名作が生まれたはず。期待してくださっても、後悔することはないはずです。劇場でお逢いしましょう」とファンに呼びかけている。

子安が演じるのは、平和を愛する大使オーヴァが作りだしたユニバーサル・ユーザー・マニュアル。渡辺直美がUSオリジナル版の声優を務めるオーヴァが、どんな宇宙の神秘、秘密にも答えることが出来る存在として作ったマニュアルで、たくさんのマニュアルがカードのように集まり変幻自在な形になれる特殊な見た目をしている。アニメ「銀魂」の高杉晋助役や「楽しいムーミン一家」のスナフキン役などで知られる子安は本作について「心温まるストーリーに思わず魅入ってしまい、仕事に来たんだということを忘れそうになりました(笑)私の出番は決して多くはありませんがコミカルさを含みつつの貴重な助言をする役です。皆さんの記憶に残ると幸いです。映画館へGO!GO!」とユニークなキャラクターを演じたことを明かした。

さらに、ウゥゥゥゥとエリオがコミュニバースで出会う吹替版本編シーンも公開。コミュニバースに招かれたエリオは、案内係のウゥゥゥゥと出会い「やっぱり宇宙人も僕を探してくれてた!ほんとありがとう!役に立てるように頑張る!」と大興奮。ウゥゥゥゥがエリオの体の隅々まで調べると「お目にかかれて光栄です」と可愛く挨拶するシーンで、これから壮大なエリオの物語の始まりを予感させ、期待が高まるシーンとなっている。


日本語吹替版に集まった豪華声優陣の熱演を映画館で堪能して!

文/スズキヒロシ

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