アジアを熱狂させたタイ映画の英語版リメイク『BAD GENIUS/バッド・ジーニアス』7月公開!衝撃の結末を予感させる予告編&場面写真

アジアを熱狂させたタイ映画の英語版リメイク『BAD GENIUS/バッド・ジーニアス』7月公開!衝撃の結末を予感させる予告編&場面写真

日本で2018年に公開されヒットしたタイ映画『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』(17)をリメイクした『BAD GENIUS/バッド・ジーニアス』が7月11日(金)より公開されることが決定。ポスターや場面写真、予告編が到着した。

【写真を見る】前代未聞のカンニング計画を進めるリンたちの姿を切り取ったポスタービジュアル
【写真を見る】前代未聞のカンニング計画を進めるリンたちの姿を切り取ったポスタービジュアル[c]Stewart Street LLC

本作は2017年、ナタウット・プーンピリヤの2本目の長編監督作として本国タイで公開され、国内興行収入1位、16の国と地域でヒット(うち中国、香港、ベトナム、マレーシア、ブルネイ、マカオ、フィリピンではタイ映画史上歴代興収1位)を記録した『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』のリメイク版。今回のリメイク版には、フランス映画『エール!』(14)を『コーダ あいのうた』(21)としてハリウッドリメイクし、第94回アカデミー賞作品賞を受賞したスタッフが集結している。

物語は、貧しい家庭に育つ天才少女リンが有名高校に特待入学するところから始まる。落第の危機に瀕した親友を助けるため、リンは試験中にある方法で答えを教えてしまう。その事件をきっかけに、リンを取り巻く環境は一変。やがて、世界を股にかけるカンニング計画へと発展していくのだった。

天才的頭脳で自らの道を切り開くリンを演じるのは、スティーヴン・ソダ―バーグが監督を務めたホラー『プレゼンス 存在』(24)で鮮烈な印象を残した新生、カリーナ・リャン。努力型の秀才でリンの相棒となるバンクを演じるのは、人気テレビシリーズ「BEL AIR(原題)」で主演を務め、全米のティーンから絶大な支持を得るジャバリ・バンクス。ランドリーを営む純朴なリンの父、モウを演じるのは「アベンジャーズ」シリーズでドクター・ストレンジの相棒ウォン役として知られるベネディクト・ウォン。J・C・リーが本作で初監督を務め。、脚本も手掛ける。リーはこれまでに映画、演劇、テレビシリーズの脚本を数多く担当し、2019年にサンダンス映画祭でプレミア上映された『ルース・エドガー』では高い評価を集めた。共同脚本を担当したのは、『ル―ス・エドガー』でもリーとタッグを組み、『キャプテン・アメリカ ブレイブ・ニュー・ワールド』(24)では、脚本のみならず監督も務めたジュリアス・オナー。製作には『コーダ あいのうた』プロデューサーのパトリック・ワックスバーガーが名を連ねるなど、新たな『バッド・ジーニアス』を生みだす盤石の布陣が実現した。

このたび解禁された日本版ポスターには、とある試験中の教室が写しだされている。答案を手に、鋭い視線を放つリンと、意味ありげな目線を送る同級生のバンク、グレース(テイラー・ヒックソン)、パット(サミュエル・ブラウン)の姿も。あわせて本作の場面写真5点も解禁された。

日本版予告編は、取り調べ室らしき場所でリンがカンニングを否認する場面から始まる。特待生として有名私立に迎え入れられたリンは、案内役のグレースと親友になり、順風満帆な学園生活を送るかに思えた。しかし、「すべてが変わった、あの日から…」というナレーションとともに、彼女を取り巻く環境は急変。リンの高い頭脳に目を付けたグレースの恋人パットが、カンニングビジネスを持ちかけてきたのだ。リンはピアノのコードを利用した完璧なトリックを生みだし、学園を席巻。さらにパットの父親から「息子をコロンビア大学に入れてくれ」という依頼を受け、世界一の監視を誇る共通試験を破るためのカンニング計画が動きだす。


注目の若手俳優と最旬のクリエイター陣が結集した本作。壮大なカンニング計画の結末はあなたの目で確かめて!

文/スズキヒロシ

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