鬼教官、風間公親の授業がスクリーンで開始!「教場」映画プロジェクト始動
警察学校の実態をリアルに描いた長岡弘樹による新感覚警察ミステリー小説「教場」シリーズ。2020年にはテレビドラマも放送された本作の映画プロジェクト始動が発表された。
“未来の警察官を育成する警察学校=「教場」”で繰り広げられる、冷酷無比な鬼教官、風間公親と、様々な想いを抱いて入学してきた生徒たちの手に汗握る対峙が評判を呼び、累計発行部数130万部を突破、2020年には主演に木村拓哉を迎えたスペシャルドラマ「教場」が放送され大きな話題となった。白髪まじりの髪型で右目が義眼というインパクトの強いビジュアルと、適性がないと感じた者には容赦なく退校届を突き付けて無慈悲に決断を迫るという厳しい風間の姿は従来の木村拓哉のイメージを裏切りつつもハマり役となり、次々と映像化。2021年には続編となるスペシャルドラマ第2弾「教場II」が、2023年には風間の誕生秘話を描いた連続ドラマ「風間公親-教場0-」が放送されるなど、大人気シリーズとなった。
そして今回、連続ドラマの放送から3年の月日を経て、「教場」シリーズの集大成となるプロジェクトが始動。映像化第4弾となる最新作はシリーズ史上初の“映画”として公開されることが決定。単発ドラマとして放送された「教場」「教場II」では、警察学校という特殊な密室を舞台に隻眼の教官、風間が、生徒たちの間で起こる様々な疑念や葛藤、またそれぞれが抱える秘密を鋭い眼光で見抜き、生徒たちをふるいにかけては、次々と退校届を突き付けていった。現実以上に過酷な訓練を経て生き残りをかけたサバイバルにさらされる生徒役には、当時を代表する若手キャストたちが多数出演し、風間との鬼気迫る芝居の応酬も常に話題となったが、映画ではどんな生徒たちが登場するのかも気になるところ。
連続ドラマ「風間公親-教場0-」では、右目とバディを失った風間の壮絶な過去が描かれ、そこには殺人犯、十崎波琉(森山未來)との因縁があった。15年前に風間により逮捕された十崎は出所後に風間を付け狙い、ある大雨の日に当時の風間のバディであった遠野章宏(北村匠海)を千枚通しを用いて殺害、さらに同じ千枚通しで風間の右目を突き刺し重傷を負わせた。連続ドラマの最終回ではそんな宿敵ともいえる十崎が風間の前に現れており、2人の対決の行方にも期待が高まる。
今後、タイトルや公開日の発表など続々と情報が解禁されていくとのこと。今後の“「教場」映画プロジェクト”の行方に期待しよう。
文/サンクレイオ翼