口髭が凍ってしまう寒さ!『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』マイナス40度の極寒メイキング映像

口髭が凍ってしまう寒さ!『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』マイナス40度の極寒メイキング映像

トム・クルーズのキャリアを象徴する「ミッション:インポッシブル」シリーズ最新作『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』が5月17日(土)~22日(木)から先行上映、5月23日(金)に公開となる。このたび、マイナス40度の北極圏で撮影に挑むメイキング映像が到着した。

【写真を見る】実際に寒さを味わいながらの撮影となった本作
【写真を見る】実際に寒さを味わいながらの撮影となった本作[c]2025 PARAMOUNT PICTURES.

前作『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング』(23)に続き、いくつもの意味を持つ語“レコニング”を引き継ぎ、さらには“ファイナル”と謳う本作。出演陣は、スパイ組織IMFに所属する主人公イーサン・ハント役のクルーズを始め、ベンジー・ダン役のサイモン・ペッグ、ルーサー・スティッケル役のヴィング・レイムスなどお馴染みのメンバーに加え、前作より参加しインパクトを残したグレース役のヘイリー・アトウェル、パリス役のポム・クレメンティエフ、ガブリエル役のイーサイ・モラレスも続投する。

先日、クルーズを始めとする豪華キャスト、スタッフ陣がワールドツアーの第1か国目として来日をはたしプロモーションを実施し、ますます日本中を熱狂させている本作。シリーズ最大の盛り上がりを見せている本作の来日記者会見では、北極圏のロケでホッキョクグマと遭遇したエピソードなどが明かされ大きな話題となったが、今回、そんな北極圏に位置する“世界最北の街”スヴァールバル諸島での撮影裏を捉えた極寒メイキング映像が到着した。

これまで、4作目『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』(11)ではドバイにある世界一高い高層建築物ブルジュ・ハリファ、6作目『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』(18)ではノルウェーのプレーケストーレンという名の断崖絶壁、前作『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング』では空虚の地と呼ばれるアブダビの砂丘など、世界中の壮大なロケーションで撮影を敢行してきた本シリーズ。最新作では、人が居住する地としては“世界最北の街”であるノルウェー領スヴァールバル諸島がロケ地の一つとして選ばれた。

クルーズが「スヴァールバル諸島は、息をのむほど美しい。この素晴らしい場所で撮影できるなんて本当に特別な体験だ」と語るメイキング映像では、一面に広がる氷原、雪に覆われた山岳地帯、そして砕氷船でしか進むことができない荒々しい北極海など、思わず見入ってしまう壮麗な景色が映しだされている。さらに、気温なんとマイナス40度という極寒の中撮影は行われたそうで、クリストファー・マッカリー監督の口髭が凍っている様子からもその過酷さがうかがえ、ペッグは「マイナス40度の寒さは演技ではごまかせない。手袋を外せば数秒で指が凍ってしまう」と厳しい環境下で演技をする難しさについて述べている。

また、機材に雪が積もってしまい技術的にもシリーズ屈指の過酷な撮影となったようだが、アトウェルは「この過酷な環境がサスペンスとドラマを深める」と、実際に寒さを味わっているからこそ生まれる真実味について言及している。クルーズも「臨場感のある映像を届けたかった。素晴らしい仕上がりです」とCGでは決して表現することの出来ない“リアル”へのこだわりを語っているように、撮影においても常に不可能へと果敢に挑む姿勢を貫いている。


映画の常識を覆し、不可能を可能にし続けてきたシリーズの集大成となる『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』。リアルを突き詰めたからこそ映像化が実現した北極圏での撮影のスケールと、キャスト陣の渾身の演技をぜひ劇場の大きなスクリーンでご覧いただきたい。

文/サンクレイオ翼

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