伝説だらけのトム・クルーズ来日を振り返り!被災地へのエールに3都市縦断、“神対応”連発でファンと一緒に映画鑑賞も…

伝説だらけのトム・クルーズ来日を振り返り!被災地へのエールに3都市縦断、“神対応”連発でファンと一緒に映画鑑賞も…

「ミッション:インポッシブル」シリーズの最新作にして集大成となる『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』が5月23日(金)に日米同時公開を迎えるのに先駆け、5月6日(火・祝)に実施されるジャパンプレミアのため、トム・クルーズが3年ぶり25回目の来日を果たす。

トム・クルーズが3年ぶり25回目の来日!
トム・クルーズが3年ぶり25回目の来日![c]2025 PARAMOUNT PICTURES.

それを記念し、ハリウッド随一の親日家としても知られるトムの“伝説”ともいえる来日プロモーション遍歴を一気にプレイバックしていこう!

空を味方につけ、ヘリコプターで六本木に降臨!

まずは2009年3月に行われた、『ワルキューレ』(08)の来日プロモーション。会場となった六本木の空にプロペラの轟音が鳴り響き、高層ビルの屋上に降り立った1機のヘリコプター。そこから姿を現したトムは、悠然と東京の絶景を見渡すと、おもむろにビルの縁へ…。一歩間違えば大変なことになりかねない状況にマスコミや関係者が騒然とするなか、トムは眼下に広がる街並みを満足そうに眺めてスマイル。

ジェット旅客機をまるごと1機チャーターしマスコミとファンを招待も行った
ジェット旅客機をまるごと1機チャーターしマスコミとファンを招待も行った(写真は2009年『ワルキューレ』での来日)

さらに、夜に行われた屋外でのレッドカーペットイベントにはリムジンに乗って会場入り。約1000人のファンが大歓声で迎えるなか、120mある深紅のカーペットをトムが歩き始めた瞬間、チラチラと雪が舞いはじめる。“空が似合う男”への空からのプレゼントに会場は沸き立ち、トムは2時間にわたってファンとたっぷり交流していた。

震災後の日本に希望を届ける、“ヒーロー”からのエール

2011年3月11日起きた東日本大震災によって、日本中の誰もが不安と傷を抱えるなか、その年の12月に全世界公開を迎えた『ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル』(11)。トムはそのプロモーションのワールドツアーのはじまりの地として、映画の舞台となったドバイを差し置いて復興途上だった日本を選択した。

『ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル』ではワールドツアーのスタート地に日本が選ばれた
『ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル』ではワールドツアーのスタート地に日本が選ばれた撮影/山崎伸子 (写真は2011年『ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル』での来日)

わずか27時間という限られた滞在時間のなかで、4つのミッションを遂行したトム。“世界最初のファンミーティング”には被災地の福島からファンが招待され、当時完成したばかりだった東京スカイツリーに応援メッセージフラッグを届けるなど、日本のファンに希望と笑顔を届けるために奔走。そんなスーパースターの想いと行動に、日本中が胸を打たれた。


大阪から福岡、そして東京へ!たった1日で日本を縦断

日本で生まれたライトノベルを原作にした『オール・ユー・ニード・イズ・キル』(14)の来日プロモーションでは、“不可能なミッション”を可能にしたトム。午前中に大阪の道頓堀で船上パフォーマンスを行い、その足で福岡では屋外ファンミーティングを開催。そしてすぐさま東京に向かい、フィナーレの舞台挨拶にも登壇。

大阪・福岡・東京を1日で駆け抜けたトム
大阪・福岡・東京を1日で駆け抜けたトム撮影/山崎伸子 (写真は2014年『オール・ユー・ニード・イズ・キル』での来日)

総移動距離約1600kmをたった1日でこなすという過密スケジュールもなんのその、疲れを一切見せずにやり遂げたトム。同じ飛行機に乗り込んだ報道陣とも機内で感謝を込めた交流の時間を設けるなど、いついかなる時でも見せる“神対応”が大きな話題に。

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