2週連続Vの『名探偵コナン 隻眼の残像』に『マイクラ』『#真相』が真っ向勝負!大激戦のGWの幕が上がる
新作タイトルが一挙に6作品ランクイン!
さて、そんな『名探偵コナン 隻眼の残像(フラッシュバック)』との直接対決に挑んだうちの一本、『マインクラフト/ザ・ムービー』の初日から3日間の成績は、動員43万5000人、興収5億9400万円。これは2025年に公開された洋画作品としては『ウィキッド ふたりの魔女』(公開中)を上回る最高のオープニング成績となる。
すべてのものが“四角く”、なんでも自由に創造できる“マイクラワールド”に転生された年齢も境遇もバラバラの4人の男女が、すでにその世界で生活しているスティーブ(ジャック・ブラック)と共に世界を守るために奮闘する同作。北米では記録的なオープニングを飾り、全世界興収はすでに8億ドルを突破。ここ日本では相手が悪かったとはいえ、“洋画復調”のカギをにぎる一本となってくれるのではないだろうか。
一方、Mrs. GREEN APPLEの大森元貴とtimeleszの菊池風磨がダブル主演を務めた『#真相をお話しします』のほうは、動員35万8000人、興収4億8700万円を記録して3位に初登場。このオープニング成績は、昨年の春休みにサプライズヒットを記録した『変な家』(24)のオープニング対比104%。同作と同様、若年層のあいだで口コミが広がればロングヒットとなる可能性も充分に考えられる。
ほかの新作では、直木賞受賞作を鈴木亮平と有村架純の共演で映画化した『花まんま』(公開中)が、動員8万5000人、興収1億1400万円で4位にランクイン。向井理主演のテレビドラマの劇場版『パリピ孔明 THE MOVIE』(公開中)は5位、ヒュー・グラント主演のA24製作スリラー『異端者の家』(公開中)は8位スタートとなり、「鬼滅の刃」のテレビシリーズ特別編集版『鬼滅の刃 那田蜘蛛山編』(公開中)は10位にランクインを果たしている。
前週に続いてトップ10圏内に残った4作品は、『コナン』をはじめ、公開8週目を迎えた『映画ドラえもん のび太の絵世界物語』(公開中)と『ウィキッド ふたりの魔女』、そして累計動員36万人&興収5億円という異例の成績を収め、フランシスコ教皇の逝去を受けて本物の“コンクラーベ”が行われるということで再注目を集めている『教皇選挙』(公開中)。いずれもゴールデンウィークにもうひと伸びしそうなタイトルばかりだ。
以下は、1~10位までのランキング(4月25日〜4月27日)
1位『名探偵コナン 隻眼の残像(フラッシュバック)』
2位『マインクラフト/ザ・ムービー』
3位『#真相をお話しします』
4位『花まんま』
5位『パリピ孔明 THE MOVIE』
6位『映画ドラえもん のび太の絵世界物語』
7位『ウィキッド ふたりの魔女』
8位『異端者の家』
9位『教皇選挙』
10位『鬼滅の刃 那田蜘蛛山編』
次週末は、約半世紀にわたってロングセラーを記録している国民的おかしを原作にした3DCGアニメーション『たべっ子どうぶつ THE MOVIE』(5月1日公開)、マーベル初の悪役チームの戦いを描いた『サンダーボルツ*』(5月2日公開)などが控えている。
文/久保田 和馬