“呪い”を生んだ2人の重要人物の運命が絡み合う…『岸辺露伴は動かない 懺悔室』新場面写真
荒木飛呂彦による大人気コミック「ジョジョの奇妙な冒険」から生まれた傑作スピンオフを実写化したシリーズ最新作『岸辺露伴は動かない 懺悔室』(5月23日公開)。本作より、2人の重要人物、ソトバと水尾を捉えた場面写真が解禁となった。
相手を本にして生い立ちや秘密を読み、指示を書き込むこともできる特殊能力“ヘブンズ・ドアー”を備えた人気マンガ家、岸辺露伴。高橋一生を主演に迎えドラマ化された同作は、そのクオリティを多くの原作ファンが絶賛し、映画版第1作となる『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』(23)もまた、ファンの熱狂により観客動員数90万人超、興行収入約12.5億円の大ヒットとなった。最新作では、原作ファンの間で屈指の人気を誇る伝説的なエピソード「懺悔室」を、邦画初となる全編ヴェネツィアロケにて撮影、史上最高スケールでの完全映画化を実現した。
そんなファンの期待を一身に集める本作から、原作エピソードで描かれた、2人の重要人物を写す新たな場面写真が到着した。戸次重幸演じる“絶望”の淵から呪い続ける浮浪者ソトバと、大東駿介演じるソトバを誤って死なせてしまったことで、、“幸運”に襲われる“呪い”をかけられ怯え続ける男、水尾。2人の“幸福”と“絶望”の絡み合う物語が、いままさに始まらんとする運命の瞬間が、漫画原作そのままのクオリティで切り取られた。
物語は25年前の奇妙な出来事から始まる。水尾の働く建設現場に現れたソトバは、解体現場で働く水尾の前に現れたのは、浮浪者のソトバ。水尾に食べ物を乞うが拒絶された挙句階段から転落して死んでしまうが、次の瞬間死んだはずのソトバが現れ、水尾に「お前が幸せの絶頂の時、絶望を味わせてやる」と呪いの言葉を叫ぶ…。今回の場面写真にはそんな2人の出会いや、水尾に食べ物を乞い、彼の昼食を受け取って目に希望の光を湛えるソトバの表情も捉えられている。しかし、その希望は水尾によって踏みにじられることに。
原作者、荒木飛呂彦が手掛けた作品への出演に「本当に光栄」と語る戸次と、原作、ドラマのファンとして「水尾の呪縛に身を置けることに、ゾクゾクとした心地良い幸福感を味わってきました」と振り返る大東が、ともに全身全霊で原作エピソードを演じ上げた。その姿を目の当たりにした高橋は、「物語上、撮影ではほぼお会いできなかったのですが、(お二人とも)それぞれの志を確固として持っていらっしゃる方だと感じました」と熱演を称えた。
それぞれの熱い想いを持ち寄り、原点であり伝説のエピソード「懺悔室」を邦画初の全編ヴェネツィアロケで映画化した『岸辺露伴は動かない 懺悔室』。シリーズ最大のスケールで贈る圧巻の映像美と極上のサスペンスに期待してほしい。
文/平尾嘉浩
