まもなく公開『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』を記念し、金ローにて3種連続「M:I」放送決定!

まもなく公開『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』を記念し、金ローにて3種連続「M:I」放送決定!

5月23日(金)に全世界一斉公開されるトム・クルーズ主演『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』。これを記念し、5月16日(金)から金曜ロードショーにてシリーズ第4作から第6作までが3週連続本編ノーカット放送されることが決定した。

【写真を見る】クルーズのほか、サイモン・ペッグ、ジェレミー・レナー、ポーラ・パットンらが出演
【写真を見る】クルーズのほか、サイモン・ペッグ、ジェレミー・レナー、ポーラ・パットンらが出演[c]2025 Paramount Pictures.

「ミッション:インポッシブル」シリーズは、伝説のテレビドラマシリーズ「スパイ大作戦」をクルーズ主演で映画化したスパイアクション映画シリーズ。第1作が1996年に公開されてから現在に至るまで7作が公開、全世界で約41億ドル、日本円にして約620億円を超える大ヒットを記録し続けている。

第1週となる、5月16日(金)放送の『ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル』(11)はシリーズ第4作。 “ゴースト・プロトコル”とは、直訳すると“幽霊の取り決め”、つまり「存在しないものとしての取り扱う」ことを意味する。ロシアの大統領府のあるクレムリンで爆破事件が発生。イーサン・ハント(クルーズ)率いるIMF(Impossible Missions Force、不可能作戦部隊)が事件の容疑者とされたことから、米国政府は「ゴースト・プロトコル」を発令しIMFを解体してしまう。容疑者の汚名を着せられたハントは、真犯人を追求するうちに背後に隠された巨大な陰謀を知ることになる。

監督を務めたのは、『Mr.インクレディブル』(04)や『レミーのおいしいレストラン』(07)などのアニメーション映画で知られるブラッド・バード。また、クルーズのほか、IMFの分析官ウィリアム・ブラント役に「アベンジャーズ」シリーズのジェレミー・レナー、ベンジー・ダン役のサイモン・ペッグ、ヒロイン、ジェーン・カーター役として、トニー・スコット監督のアクション大作『デジャブ』(06)での演技が高く評価されたポーラ・パットンが出演。日本語吹替には森川智之、東條加那子、根本泰彦、花輪英司らが名を連ねる。

撮影は、プラハ、ムンバイ、ドバイなどで行われ、ドバイでは高さ829.8mの世界一高いビル「ブルジュ・ハリファ」でクルーズ本人がスタントなしで度肝を抜くアクションを披露。命綱だけでビルの壁面を走ったり部屋からダイブしたりと、これまでの常識を覆す危険なスタントに自ら挑み、世界中でニュースとして取り上げられた。

タイトルの“ローグ・ネイション”とは、「無法国家」「ならずもの国家」の意
タイトルの“ローグ・ネイション”とは、「無法国家」「ならずもの国家」の意[c]2025 Paramount Pictures.

5月23日(金)は、シリーズ第5作『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』(15)を放送。“ローグ・ネイション”とは、国際的な行動において他国を尊重しない国、いわゆる「無法国家」、「ならずもの国家」を意味する。謎の犯罪組織「シンジケート」の正体を探るため調査を進めていたイーサンは、すでに敵の手に落ちていたIMFのロンドン支部の罠にかかってしまう。さらに、IMFの捜査方針を問題視していたCIA長官によりIMFは解体。召還の指示に従わないイーサンは、反逆者として国際手配されてしまう。

本作では、冒頭からクルーズによるとんでもないスタントが登場する。滑走路を走る輸送機を追うイーサンが機体に飛び移ると、輸送機はそのまま離陸。なんと生身のイーサンが扉付近にしがみついたまま上昇していくのだ。この場面はCGではなく、実際にクルーズ自身が機体にしがみついて高度約900mの高さまで上昇して撮影したのだという。時速約160kmでもしっかりと目が開けられるようトムは特殊なコンタクトレンズを装着して撮影に挑んだそうだが、さすがのクルーズも撮影前日は不安のあまり眠れなかったのだとか。

さらに第2作以来の、トム自身によるノースタントの超高速バイクアクションも復活。謎の女スパイ、イルサを超高速でチェイスし、標高差300メートルのアトラス山脈の曲がりくねる山道を猛スピードで駆け抜けるイーサン。さらにヘルメットなしで山道のカーブに車体を傾け疾走してバイク同士の体当たりシーンなど過激なアクションも実際に撮影するなど、瞬きする間も与えない迫力シーンの連続は本作の大きな見どころになっている。

監督はトム・クルーズ主演の『アウトロー』(12)でも監督を務めたクリストファー・マッカリー。出演は、前作に引き続きペッグとレナー、そしてシリーズ皆勤賞のルーサー・スティッケル役、ヴィング・レイムス。本作のヒロインのイルサ・ファウスト役には『デューン 砂の惑星PART2』(24)でも注目を集めたレベッカ・ファーガソンが抜擢されている。

盗まれた3つのプルトニウムを回収するミッションについていたイーサン・ハントたち
盗まれた3つのプルトニウムを回収するミッションについていたイーサン・ハントたち[c]2025 Paramount Pictures.

そして、“シリーズ最高傑作”との呼び声高い第6作、5月30日(金)放送の『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』(18)。盗まれた3つのプルトニウムを回収するミッションについていたイーサンと仲間たち。ところが回収目前で何者かにより奪われてしまう。その裏には、前作で登場した秘密組織「シンジケート」の残党が関与していた。奪われたプルトニウムの行方を追って、イーサンたちはホワイト・ウィドウと呼ばれる武器商を営む謎の女に接触。だが、イーサンの動きに不信感を抱くCIAが、監視役としてウォーカーというエージェントを送り込んでくる。

本作でもクルーズは規格外の超絶スタントに挑戦。それは、成層圏ギリギリの高度約8000メートル上空から降下し、地上スレスレで落下傘を開くという“ヘイロージャンプ”(高高度降下低高度開傘)。ヘイロージャンプは特殊部隊などが敵に気づかれない様に目的地に潜入するために導入する超危険なダイビングで、超高高度から飛び降りるため、加速された落下速度は超高速。さらに急激な気圧の変化で減圧症や低酸素症を引き起こす危険があり、特別な訓練が必要な難度の高い降下法だが、トムのたっての希望で撮影に取り入れられたという。

それ以外にも、クルーズが失神し危うく墜落しそうになったヘリコプターからの落下シーンや、足を骨折してもなお撮影を続けたロンドンでのビルジャンプのシーン。さらにパリの凱旋門の下を猛スピードで疾走するバイクチェイスのシーンなど、スタント吹替なしの超絶アクションシーンが盛りだくさん。監督、脚本はマッカリーが前作から続投。共演はおなじみのレイムス、ペッグ、ファーガソンらに加えて、本作では「ブラック・パンサー」シリーズのアンジェラ・バセットがCIA長官のエリカ・スロー役で登場する。


いよいよ”ファイナル”が近づく「ミッション:インポッシブル」シリーズ。まずは過去作をチェックして、最新作に備えよう。

文/サンクレイオ翼

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