「オッドタクシー」の⽊下⻨＆此元和津也が贈る長編アニメ『ホウセンカ』2025年秋公開決定！⼩林薫＆⼾塚純貴がＷ主演
オリジナルテレビアニメ「オッドタクシー」を手がけた⽊下⻨と此元和津也が再びタッグを組み、⼩林薫と⼾塚純貴を主演を迎えたオリジナル長編アニメーション『ホウセンカ』が2025年秋に公開されることが決定。あわせて、特報、ティザービジュアルが到着した。
独房で孤独な死を迎えようとしていた無期懲役囚の⽼⼈。「ろくでもない⼀⽣だったな」と声をかけたのは、⼈の⾔葉を操るホウセンカだった。“会話”のなかで、⽼⼈は⾃⾝の過去を振り返り始める…。本作は「セトウツミ」も⼿がけた漫画家であり、脚本家としても活動する此元が書き下ろしたオリジナルストーリーだ。本作は、「アヌシー国際アニメーション映画祭2025」⻑編コンペティション部⾨に選出されたほか、2024年開催の「アヌシー国際アニメーション映画祭2024」にて、制作進⾏中のプロジェクトについて監督⾃ら作品を語るプログラム「Work in Progress」にも選出されていた。監督の⽊下、プロデューサーであり制作スタジオ「CLAP」の代表取締役である松尾亮⼀郎、コンセプトアートを担当するミチノク峠の3名が登壇し、当時制作中だった本作の展望を語るトークステージを⾏った。ついに完成を迎えた本作は、⻑編コンペティション部⾨で初披露となり、国内外から⼤きな注⽬を浴びている。
主⼈公の男、阿久津実の過去と現在をそれぞれ演じるのは⼩林と⼾塚。阿久津のパートナー、永⽥那奈の声を務めるのは、満島ひかりと宮崎美⼦。そして謎に包まれた、⾔葉を話すホウセンカの声をピエール瀧が担当する。また今回の作品で⾳楽を担当するのは、⾳楽的快楽とストーリーテリングの巧みさを併せ持ち、幅広い年代の音楽ファンから圧倒的な指⽰を得るバンド「cero」。
このたび解禁されたのは2枚のティザービジュアル。⽉明かりのなかにひっそりと佇むホウセンカと、太陽の下で伸び伸びと咲くホウセンカが対象的に描かれている。そこにシンプルながらも強烈なインパクトを放つ「⼤逆転だ」、「笑わせんなよ」というコピーが刻まれている。デザイナーの⼤島依提亜がアートディレクションを担当し、イラストはkigimuraが手がけた。印象的な夜のシーンと、陽の光を浴びたホウセンカを繊細に描き、詩的で美しいビジュアルが作品の世界観を⾒事に表現している。
あわせて公開された特報映像では、独房内の⽼⼈と決意を胸にした⻘年が共通して「⼤逆転」という⾔葉を⼝にしていて、最後のシーンでは謎に包まれた⾔葉を話すホウセンカも登場する。
すでに国際映画祭でのプレミアが決定しているなど、国内外から注目を集めている本作。今後の続報にも期待したい。
