山田孝之、劇場版『名探偵コナン 隻眼の残像』聖地巡礼での楽しみ方を伝授!高山みなみは「何度も登頂して」とハッシュタグを発表
劇場版「名探偵コナン」の最新作、『名探偵コナン 隻眼の残像』(4月18日公開)のSPファンミーティングが4月13日、国立代々木競技場第一体育館にて開催され、高山みなみ(江戸川コナン役)、山崎和佳奈(毛利蘭役)、小山力也(毛利小五郎役)、高田裕司(大和敢助役)、速水奨(諸伏高明役)、小清水亜美(上原由衣役)、山田孝之(大友隆役)、山下美月(円井まどか役)、江戸川コナン、毛利小五郎、毛利蘭が登壇。コナンイベント史上最多となる約3300人の観客とともに1度きりのスペシャルなトークイベントを盛り上げた。
原作者・青山剛昌によるコミックスが106巻を超え、全世界で累計発行部数2.7億部を突破、TVアニメシリーズも放送1100回を超える「名探偵コナン」。原作30周年を迎えた2024年に公開された前作、劇場版27作『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』はシリーズ史上最高となる興行収入158億円を記録するなど、勢いは増すばかり。シリーズ最新作の舞台は長野県の雪山。毛利小五郎と長野県警の大和敢助という一見接点のなさそうな二人を繋ぐ「眠っていた記憶(じけん)」の物語が紡がれる。
約2か月の眠り期間を経て「目覚めの宣伝(NON SLEEPING PROMOTION)」を本格始動した本作。怒涛の解禁に「自分でも把握しきれていないというのが現状」と笑い飛ばす高山。キャスト陣はひと足早く、本作を鑑賞しているが、「1回観てもわからない!」というのが高山の正直な感想だそうで、何度でも観たくなるし、何度も観る予定と公開前からリピート鑑賞を宣言。テンポがよく、気づいたら終わっていたと初号での印象を伝えた山崎は「シーンとシーンの繋ぎ目がいつもと違う。ちょっとかっこいいんです!」とシリーズ最新作にして、まだまだ新しい劇場版の魅力が発揮されているとおすすめした。
本作での大活躍が期待される小五郎役の小山は「見どころは私!私を見てください!」とノリノリでアピール。20年振りの大活躍と言われているため「いつも頑張っているけれど、今年は特に頑張りました!」と胸を張り、「20歳の人は、次に(小五郎が)活躍するのは40歳になる時。40歳の人は赤いちゃんちゃんこを着る頃で…」とジョークを飛ばすと、「いつもは若い方が活躍するラブコメだけど、今年(活躍するキャラクター)は平均年齢が高いです!」と大人の物語になっているとも説明していた。
本作のもう一人の主人公でもあり隻眼となった過去も明かされる大和敢助役の高田は本作の仕上がりに「すごい迫力でびっくりしました」とのこと。映画に引き込まれ「途中からお客さんになって観ていました。ハラハラ、ジーン、ドキドキ!みたいな感じです」とネタバレなしでの感想を伝えていた。劇中では抜群のチームワークで魅せる長野県警組だが、実は諸伏高明役の速水がみんなで収録する予定の日にインフルエンザで参加ができなかったと告白する場面も。しかし、一緒に録れなかったことは一切感じられない仕上がりだと、満足の様子だった。「大人〜って感じのシーンがあります」と話した小清水は「車のワイパーがいい仕事をしています」とニヤリ。「勘ちゃんは鈍いので、どんなに言っても伝わらないところにやきもきしつつ、恋愛以外にも見どころがあります!」とニコニコの小清水は「いつもはビシッとしている高明さんの髪がふわっとなる時の横顔があります」といつもとは違う瞬間が楽しめることもほのめかし、ファンの期待を高めていた。
ゲスト声優の山田は長野で開催されたイベントにも参加。感想を訊かれると山田は「長野県知事がコナン人気にあやかろうと目をギラギラさせていました(笑)」と答え、笑いを誘う。さらに長野県警の方の盛り上がりもすごかったとも補足。現地では別の作品の差し入れ用に長野県の名産品をたくさん購入したそうで、「そば、リンゴ。いろいろとおすすめしていました。長野県はリンゴがすごい!と県知事が推していました」とニヤニヤしながら、今後の聖地巡礼の際のおみやげの参考にと長野県知事の熱い思いをしっかりとファンにも伝えていた。
声優初挑戦の山下は「初めてがコナンというとんでもないプレッシャーはありましたが、たくさん練習しました」とのこと。自身が登場するシーンは特別映像の短い尺でも特別な思いが湧き上がるようで、「さっきも観ながらうるうるしちゃうくらい感動しました。コナンの絶大な威力を感じました」と話していた。
「名探偵コナン」の劇場版といえば、リピート鑑賞も毎作品話題となるということで、本作のハッシュタグを決めるというコーナーも。指名を受けた高山は「今回は八ヶ岳で事件が起こります。山にちなんで、1回目は『#一ヶ岳登頂』にみたいに、山に登るイメージでいくのはどう?」と提案。すぐに採用され、高山、山崎、小山、山田、山下がキャストに揃っていることから、「最低でも五連山は超えてほしい(笑)」とリクエストすると、会場から大きな拍手が湧き起こっていた。
最後の挨拶で山下はイベント中に後ろの大きなスピーカーからキャストの声が聴こえていたことで「ずっと幸せな時間を過ごせました」とニッコリ。「コナンくんは本作でも大暴れです」と切り出した山田は「先日のイベントで映画に出てくる天文台にも行きました。ものすごい大きなアンテナがあったのですが、今回も『すごい被害総額だろうな〜』って思って」と、コナン映画らしさ溢れる迫力とコナンの大活躍にも言及。「これをこんなふうに…(壊したのか)という楽しみ方もできると思います」と聖地巡礼での楽しみ方にも触れ、笑わせた。
「いままでのコナンにしては男臭い場面があります」と話した高田は「骨太ドラマを楽しんで!」と本作の魅力を改めてアピール。山崎は20年に一度!?の大活躍で魅せる父・小五郎の姿に「なぜかお父さん、かっこいいです。これをお母さんが観てくれたら…と娘としては思います」としみじみ。続けて「かっこよさはなかなか続かないんだけど、(今回はかっこいいので)楽しみに観てください!」と呼びかけ、高山は「自分のなかでもどんどん盛り上がってくるのがわかります」と力を込め、「やばい!泣いちゃう!ってシーンがたくさんあります。今回は大人のピュアなラブ&男臭い?!すごい世界が詰まっています。ハンカチ3枚用意して劇場に来てください!」と満面の笑みでアピールし、大盛り上がりのイベントをしめくくった。
取材・文/タナカシノブ