制作者としての活躍も眩しすぎる!マ・ドンソクが韓国映画業界に与える影響とは?
映画だけじゃなく、ドラマ制作にも挑戦状…マ・ドンソクが見せる“ファンタジー・アクション”に期待!
マ・ドンソクが制作と主演を務めた、4月30日に韓国で公開される『聖なる夜:デーモンハンターズ(原題:거룩한 밤: 데몬 헌터스』は、アクションとオカルトが融合したミステリー・サスペンス映画。悪を崇拝する集団によって混乱に陥った街を舞台に、特殊な能力を持つ解決者チーム“聖なる夜”が、悪の大群を退治する物語を描く。マ・ドンソクは強力な力と拳で敵を倒すバウ役を、アイドルグループ少女時代のソヒョンが除霊術でバウを手伝うシャロン役を、「イカゲーム」シーズン2に出演したイ・ダウィットが事件を記録し、悪の実体を掘り起こすキム・グン役を演じる。豪華なキャスト陣だけでなく、毎年「犯罪都市」シリーズの新作を披露していた時期に公開されること、マ・ドンソクが初めて手掛けるオカルトジャンルの作品ということで、本作はいま韓国でもっとも期待されている作品の1つだ。
さらにマ·ドンソクは、映画だけでなくドラマ制作にまで活動領域を広げている。今年韓国の地上波放送KBS 2TVとDisney+で同時配信されるドラマ「トゥエルブ(原題:트웰브)」にも制作者として参加しているのだ。十二支の神様をモチーフにした「トゥエルブ」は、悪鬼から人間を守るために人間の姿で人間界に住む12人の天使たちが、封印された力を目覚めさせようとする悪の大群と戦う物語を描くファンタジー・アクション・ブロックバスター。マ·ドンソクは12人の天使を導くリーダーであり、絶対的な力で世の中を守る“虎の天使”テサンを演じる。ほかにもパク・ヒョンシク、ソ・イングク、イ・ジュビン、ソン・ドンイルらベテラン俳優陣が出演し、先月撮影を終えたばかりだ。
いろんな映画・ドラマ制作に力を注いでいる割には、「犯罪都市」シリーズ以外には大してヒットした作品がないと、マ・ドンソクの制作者としての腕を疑う人も、マ・ドンソク演じる「犯罪都市」のマ・ドンソクというキャラクターのインパクトが強すぎて、今後彼が新しいブランディングをするのは難しいだろうと思う人もいるかも知れない。しかし、数えきれないほどたくさんの俳優たちが「尊敬する俳優」「見習いたい俳優」としてマ・ドンソクを挙げているし、『犯罪都市 THE ROUNDUP』で共演したソン・ソックは、「僕も映画を制作してみたい」という夢を抱いて、マ・ドンソクからのアドバイスを受け、個人事務所を立ち上げた。俳優の限界を超え、制作者として苦杯をなめることがあるとしても、諦めず挑戦し続けるマ・ドンソクの歩みが、韓国の映画業界に間違いなくポジティブな影響を与えている。
文/柳 志潤