
エッセイスト・内田也哉子がSBC信越放送制作の番組を手掛かりに著名人との対話を通して戦後80年の日本を見渡し未来へのメッセージを届けるドキュメンタリーシリーズ。企画・プロデュースは阿武野勝彦。
ストーリー
旅人・内田也哉子は、長野県中野市にある作詞家・高野辰之記念館を訪ねる。記念館の周りは満開の菜の花。悠々と千曲川が流れ、山々が夕陽に照る。辰之の歌「ふるさと」の情景だ。しかし戦争中、この平和なふるさとから満蒙開拓青少年義勇軍として満州国へ送り出された10代半ばの少年たちがいた。「満洲へ行けば地主になれる」、貧しい農家の子どもたちは、希望を抱いて海を渡った。歴史教科書にもほとんど記されず、忘れ去られる戦争の歴史を、当事者や現地の中国人の証言、記録映像や資料などから紐解く。タレントのYOUと、2010年制作のドキュメンタリー『民教協スペシャル 少年たちは戦場へ送られた』をモニターし、子どもや親の目線で見た戦争、ふるさと、「戦争と平和」について語り合う。