
エッセイスト・内田也哉子がSBC信越放送制作の番組を手掛かりに著名人との対話を通して戦後80年の日本を見渡し未来へのメッセージを届けるドキュメンタリーシリーズ。企画・プロデュースは阿武野勝彦。
ストーリー
旅人・内田也哉子が訪れたのは、長野市松代町。江戸時代の面影を残す穏やかな街並み。1944(昭和19)年11月、この町で巨大な地下壕の建設が始まった。本土決戦に備え大本営と皇居、政府機関などを移そうとしたのが松代大本営だ。その痕跡を今に伝える象山地下壕に足を踏み入れる。記憶の風化に抗うかのように続く薄暗い壕を進む。ここから始まる、ある家族の物語を紐解く。対話のゲスト、青木理とは、1986年制作のドキュメンタリー『再会~平壌への遠い道~』を手掛かりに、日本の戦争と東アジア、内外を問わず国に翻弄される人々について語り合う。