監督、製作、撮影、編集
ボーン・上田記念国際記者賞受賞歴もある中東ジャーナリストの川上泰徳が2023年10月7日後のパレスチナ・イスラエルを取材し、1本にまとめたドキュメンタリー映画。
ストーリー
2023年10月7日、壁(分離壁)で封鎖されたパレスチナ・ガザ地区から、イスラム組織・ハマスがイスラエルに越境攻撃を行った。それに対してイスラエル軍は、“壁の向こう”へすさまじい報復攻撃を開始。死者は5万人を超え、そのうち1万8千人以上が子どもという惨状となる。いまだ停戦は見えず、その数は増え続けている。外国人ジャーナリストがガザ地区に入ることは困難を極めるが、2024年7月、同じく壁で分離されたパレスチナ・ヨルダン川西岸地区に中東ジャーナリスト・川上泰徳が取材に入る。パレスチナ側のベツレヘムからヘブロン、そしてマサーフェル・ヤッタへと進むなか、イスラエル軍による攻撃・破壊やユダヤ人入植者の暴力の激化を目の当たりにする。一方、イスラエル側では国民の多くが“壁”の外側の惨状を知らずにいた。そしてそこには兵役を拒否する3人の若者がいた。