監督、撮影、編集
新田義貴監督が手掛けた、多くの慰霊塔が建ち並ぶ摩文仁の丘を見つめるドキュメンタリー。
ストーリー
膨大な数の慰霊碑が林立する摩文仁(マブニ)の丘。戦争で遺された者は死者の魂をどう受け止め、その霊を慰めるのか。沖縄住民、日本軍戦友、自衛隊、アメリカ軍関係者、韓国人遺族……それぞれの思いがすれ違う。この丘では“英霊の顕彰”と“犠牲者への慰霊”が常にせめぎ合い、本土と沖縄の分断の象徴となってきた。それでも、その傍では花売りのおばあが死者の魂を慰めようと祈り続けている。地元で生まれ育った89歳の大屋初子は、沖縄戦で集団自決が起きた壕から、命からがら生き残り、戦後はずっと慰霊碑“魂魄之塔”の前で遺族に参拝用の花を売ってきた。本作では初子おばあを主人公に、膨大な数が存在する沖縄戦の慰霊碑を訪ね、そこにこめられた人々の様々な思いを紐解いていく。戦争とは? 平和とは? そして“摩文仁”とは? このひとつの丘からは、沖縄のみならず、多くの紛争に揺れる世界の今も見えてくるはずだ。
スタッフ
ナレーター
知花くらら
音楽
上畑正和
プロデューサー
七沢潔
主題歌
寺尾紗穂
整音
高梨智史
グレーディング
川久保直貴
韓国語翻訳
伊藤王樹
制作協力
山上徹二郎
撮影協力
山城知佳子
撮影協力
砂川敦志
撮影協力
仲宗根香織
撮影協力
松林要樹
撮影協力
norico
撮影協力
瀬底梨恵
撮影協力