「アベンジャーズ」シリーズや「アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方」のセバスチャン・スタン主演、A24が製作を務め、顔面手術を受けて人生を再出発させた男の予期せぬ運命を描いた異色のサスペンス。セバスチャン・スタンが容姿が変わっていく主人公エドワードの複雑な心情を熱演し、ベルリン国際映画祭とゴールデングローブ賞で主演俳優賞に輝いた。共演は「わたしは最悪。」で第74回カンヌ国際映画祭の女優賞を受賞したレナーテ・レインスベ、先天性の障がいにより顔の変形を持って生まれ、「アンダー・ザ・スキン 種の捕食」などに出演したアダム・ピアソン。第97回アカデミー賞ではメイクアップ&ヘアスタイリング賞にノミネート。顔が変われば、なりたい自分になれるのか……ルッキズムを風刺した不条理劇が支持され、全米では4館スタートから265館まで拡大公開された。
ストーリー
俳優志望のエドワード(セバスチャン・スタン)は顔に極端な変形を持つせいで、劇作家を目指す隣人のイングリッドに惹かれながらも、気持ちを閉じ込めて生きてきた。そうした中で過激な治療に出会い、念願の新たな顔を獲得。過去を捨てて順風満帆な人生を送り始めるが、そこに現れたのが、かつての自分と顔がそっくりで、カリスマ性を持つオズワルドだった。その出会いによって、エドワードの運命は巻き戻されていく──。