
かげはら史帆による歴史ノンフィクション『ベートーヴェン捏造 名プロデューサーは嘘をつく』を基に、笑いの鬼才・バカリズムが脚本を手がけ実写化。天才音楽家ベートーヴェンのイメージは秘書のでっちあげだったという音楽史上最大のスキャンダルの真相に迫る。ベートーヴェンの忠実なる秘書シンドラーを「ゴジラ‐1.0」の山田裕貴、ベートーヴェンを「空白」の古田新太が演じる。監督は、バカリズムとは「地獄の花園」、TV『ケンシロウによろしく』に続くタッグとなる関和亮。
ストーリー
耳が聞こえないという難病に打ち克ち、歴史に刻まれる名曲を遺した偉大なる天才音楽家、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(古田新太)。だが実際の彼は、下品で小汚いおじさんだった……。世の中に伝わるベートーヴェンの崇高なイメージを“捏造”したのは、彼の忠実なる秘書のアントン・フェリックス・シンドラー(山田裕貴)。どん底の自分を救ってくれた憧れのベートーヴェンを絶対に守るという使命感から、彼の死後、そのイメージを“下品で小汚いおじさん(真実)”から“聖なる天才音楽家(嘘)”に仕立て上げ、世の中は次第に聖なる天才像が浸透してゆく。果たしてシンドラーはどうやって真実を嘘で塗り替えたのか……。