監督、撮影、編集
かつては活気に満ち溢れた「繊維産業」の今に切り込み、様々な出会いが「繊維の街」に奇跡をもたらす、ド迫力と感動のエンタメドキュメンタリー。
ストーリー
トンネルを抜けるとそこには「わたのまち」がある……そう思い込んでいた。“街の繊維産業に光を当てる映画を作ってほしい”と三河・蒲郡市から依頼を受け、現地を訪れた岩間玄監督は途方に暮れる。1200年前、日本に初めて綿花がもたらされた街。戦後、衣類が不足するなか、織れば飛ぶように売れた空前の好景気で、朝から晩まで街のあちこちで“ガチャン、ガチャン”と音が鳴り響いていた。しかし、かつての活気は失われ、織機の音も聞こえてこない。そこにあるのは、街の構造的な問題と人々の諦めムードだった。ここに描くべき希望があるのか? 映画制作は難航を極める。そんななか、わたを種から育てて紡ぐ80歳の職人と出会い、映画作りがその職人の背中を押し、街を揺さぶり、人々の眠っていた情熱が燃え上がっていく。そして、舞台は蒲郡からロンドンへ怒涛の如く展開し、日本のモノ作りの本気が、海を越えて人々の心を掴み、“繊維の街”に奇跡をもたらす。
スタッフ
コラム・インタビュー・イベント
ニュース
作品データ
- 製作年
- 2024年
- 製作国
- 日本
- 配給
- 鈴正=JAYMEN TOKYO
- 初公開日
- 2025年5月2日
- 上映時間
- 99分
[c]キネマ旬報社