
エズギ・チェリキ
Defne
地中海沿いの古代遺跡の町を訪れた女性が不思議な人々に導かれて母の捜索を続けるファンタジー風味の物語。監督はエミネ・ユルドゥルム。出演はエズギ・チェリキ、バルシュ・ギョネネン、セレン・ウチェルほか。2024年10月28日より開催の第37回東京国際映画祭(2024)企画「アジアの未来」にて上映。
イスタンブール生まれで孤児として育ったダフネ。彼女は人嫌いの新米霊能力者で、人生を1か0で捉えている。彼女が地中海の古い町シデに来た目的は、長い間行方不明の母親を探すことだった。だが、残された唯一の手がかりは、遥か昔にトルコの名もない遺跡で撮影された、母親のぼやけた写真だけ。あてのない人探しを始めたダフネは、やがて不思議な人々と出会い協力を得る。「見返りは何?」。彼らが助けてくれるたびに尋ねるダフネ。愛する娘に気持ちを伝えたい娼婦、口のきけない巫女、“本心”を明かさない年齢不詳の男……。ダフネが出会う人びともまた、彼女と同様にある「思い」を捨てられずシデを離れられずにいた。昼から夜へと移り変わる濃密な空気のなか、ダフネはシデにとどまる者たちの思いに直面する。シデは古代ギリシャでは港町として栄えた歴史ある町……アポロン神殿や円形劇場など2000年も前の空気が色濃く漂う。ダフネに次々に訪れる“目に見えないもの”との出会い。彼らとの交流を通して、ダフネは新たな自分を知っていく。
Defne
Huseyin
Nazife
Antik
Neyra Kayabasi
Selma
Hayri
監督、製作
製作
撮影
音楽
美術
編集
録音
音響デザイン
日本語字幕