
ルイス・ミゲル・シントラ
Viscount d'Aveleda
ポルトガルのマノエル・ド・オリベイラが監督・脚本を手がけ、厳粛な雰囲気に満ちた貴族たちの晩餐会が驚愕の事態へと展開していく様子をユーモアをまじえながら奇想天外に描いたオペラ映画。オリベイラ監督作の常連俳優ルイス・ミゲル・シントラが主人公のアヴェレダ子爵を演じ、同じく後にオリベイラ監督作に欠かせない存在となるレオノール・シルベイラがマルガリーダ役で映画デビューした。音楽・オペラ台本は同監督作「過去と現在 昔の恋、今の恋」(72)のジョアン・パエス。2010年9月17日より、東京国立近代美術館フィルムセンターにて開催された「ポルトガル映画祭 2010」にて上映(9月19日、10月2日)。2025年4月18日より「オリヴェイラ2025 没後10年 マノエル・ド・オリヴェイラ特集」にてデジタルリマスター版が全国上映(配給:プンクテ)。
アヴェレダ子爵はマルガリーダとの婚礼の夜に、自分が人間ではないことを打ち明ける。それを聞いたマルガリーダは錯乱し、貴族たちが集まる晩餐会はやがて、驚愕の食人場面となってしまう。人間と動物、人間と機械、見せかけと本質……ヴァイオリンの調べに乗ってあらゆる境界が軽々と侵されていく。
監督、脚本、編集、台詞
原作
製作
製作総指揮
撮影
音楽、オペラ台本
美術
編集
衣裳デザイン