映画ランキング - 全米映画
(2026/1/30~2026/2/1)
2026年2月2日
発表(毎週火曜更新)
2026年1月30日~2026年2月1日にアメリカで上映された映画の興行収入ランキングはこちら。『HELP/復讐島』『Iron Lung』『メラニア』などがランクイン!(Box Office Essentials調べ)
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NEWIron Lung
公開未定-0週末興収$17,861,667
累積興収$17,861,667
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NEW
Shelter
公開未定-0週末興収$5,505,000
累積興収$5,505,000
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2週末興収$5,500,000
累積興収$386,126,673
神秘の星パンドラを舞台に、人間と原住民ナヴィが資源を巡り争う姿を描くSF映画「アバター」シリーズの第3作。ジェームズ・キャメロンが監督、脚本、製作で続投し、サム・ワーシントンが主人公のジェイクを、ゾー···もっと見る
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1週末興収$4,729,000
累積興収$19,400,000
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズのクリス・プラット主演、AI裁判官に追い込まれた容疑者が、無罪を証明すべく奮闘する姿を描いたリアルタイムリミット型アクションスリラー。怒涛の情報量で溢れ返···もっと見る
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NEW
The Housemaid
公開未定-0週末興収$3,500,000
累積興収$120,686,000
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5週末興収$1,600,000
累積興収$23,651,000
「28日後...」「28週後...」に続き、人間を凶暴化させるウイルスが蔓延した世界を舞台に生き残りを賭けた死闘を描いたサバイバル・スリラー「28年後...」の続編。感染者に襲われかけたところをカルト···もっと見る
先週末(1月30日から2月1日まで)の北米興収ランキングは、前週までの大寒波が落ち着いたことや中規模公開の新作ラッシュと重なったことで全体的に回復傾向。総興収は前週比153.5%の8408万ドルで、トップ10作品の合計興収も前週比174.8%の7367万ドル。昨年の同じ時期をわずかに下回っているが、冬の閑散期であることを考えれば妥当なところだろう。ちなみに次週末はスーパーボウルと重なるため、大幅な下落になると思われる。
さて、上位3作品の顔ぶれがすべて入れ替わることとなり、接戦の末に初登場No. 1を飾ったのはサム・ライミ監督の最新作『HELP/復讐島』(日本公開中)。レイチェル・マクアダムスとディラン・オブライエンが共演した同作は、飛行機事故によってたどり着いた無人島で、部下と上司の力関係が逆転する様を描いたサバイバルホラー。3475館で公開され、初日から3日間の興収は1910万2299ドルとまずまず。
ホラー監督のイメージが強いライミだが、明確にホラージャンルに含まれる長編監督作は「死霊のはらわた」3部作を含む数本のみで、今作は実に17年ぶりの作品となる。その17年前の『スペル』(09)は、2508館で封切られオープニング興収1582万ドル。今作はそれを上回っており、いまのペースでいけば同作の最終興収4210万ドルを抜いてライミのホラー映画最大のヒット作になる可能性も高い。
それ以上に驚くべきは作品評価の高さ。批評集積サイト「ロッテン・トマト」によれば、批評家からの好意的評価の割合は93%で、『スパイダーマン2』(04)と並びライミ作品の最高スコアをマーク。また、観客からの好意的評価の割合は87%であり、これは『死霊のはらわたII』(87)の89%に次ぐ、『キャプテン・スーパーマーケット』(93)と並ぶ2位タイの高さ。それだけライミのホラー作品が待ち望まれていたことのあらわれだろう。
一方、わずか130万ドルの差で2位スタートとなったのは、インディーゲームを映画化したSFホラー『Iron Lung』。人気YouTuberのマークプライヤーが監督・脚本・主演を務め、さらに自ら配給まで務めた完全な“自主映画”ながら、3015館で1780万ドル(推定値)を記録(一部報道では1820万ドルに達しているとも)。もともとは60館程度の規模で公開される予定だったが、マークプライヤー自身がファンに対して地元映画館へリクエストするよう呼びかけ拡大公開に。これは思わぬダークホースの登場である。
3位の『メラニア』(日本公開中)は、当初の予想を上回る3日間興収716万ドルを記録しているが、「ロッテン・トマト」を見れば一目でそのプロパガンダ映画ぶりがわかることだろう。批評家からの好意的評価は7%(そもそもレビュー数も少ない)、観客からのそれは99%。すでに史上最速で来年のゴールデン・ラズベリー賞受賞作が決まったという声もあがっているようだ。
文/久保田 和馬
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