『mentor』W主演の磯村勇斗&末澤誠也、距離縮まり「いいコンビ」!綾野剛も「末ちゃんかわいい」と笑顔

『mentor』W主演の磯村勇斗&末澤誠也、距離縮まり「いいコンビ」!綾野剛も「末ちゃんかわいい」と笑顔

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映画『mentor』の初日舞台挨拶が10月16日にTOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われ、磯村勇斗、末澤誠也、綾野剛、吉田恵輔監督が出席した。

磯村勇斗、末澤誠也、綾野剛ら笑顔あふれる!映画『mentor』初日舞台挨拶の様子
磯村勇斗、末澤誠也、綾野剛ら笑顔あふれる!映画『mentor』初日舞台挨拶の様子

磯村と末澤がW主演を務めた本作。15年前の花火遊びでアパートを全焼させたかつての少年2人と、彼らにすべてを奪われた男との歪な再会を描く。火事を起こした拭えない罪の意識をアーチェリー競技に打ち込むことで封印し、オリンピック日本代表を目指す龍之介を磯村。あの日から止まったままの時間を取り戻すように、前向きな思考にのめり込んでいく拓海を、アイドルグループ「Aぇ! group」のメンバーで、個人では映画初主演となる末澤が演じる。綾野は、物語の鍵を握る重要な“メンター”である埜本に扮した。

オリンピック日本代表を目指す龍之介を演じた、磯村勇斗
オリンピック日本代表を目指す龍之介を演じた、磯村勇斗

いよいよ初日を迎え、「感想が気になっている」と声を揃えた磯村と末澤。上映後の会場とあって、磯村が「どうだったか、聞いてみよう」と末澤に語りかけると、末澤は「僕がね?」と自身を指さし、ニッコリ。磯村が「『僕がね?』って指をさすの、かわいいね」と笑うと、綾野も「末ちゃん、かわいい」と続き、末澤のリアクションに会場からも拍手が沸き起こった。末澤は「かわいいとかじゃない。拍手も意味がわからない!」と叫んで観客を笑わせつつ、気を取り直して「“この作品、衝撃だったよ”という人」と呼びかけ。観客からは「はーい!」と元気な声が上がり、これには登壇者陣もうれしそうな表情を浮かべていた。

個人として映画初主演を果たした末澤誠也
個人として映画初主演を果たした末澤誠也

司会から「クランクイン前の自分に声をかけるなら?」と聞かれた末澤は、「“そんなに怖がらなくて大丈夫だよ”って伝えてあげたいです」としみじみ。撮影前にはプレッシャーを感じていたというが、「監督含め、磯村くん、綾野さんがものすごくやさしくて。すべてを包み込んでくださるような方たちばかりだった。肩の力を抜きながら、伸び伸びとさせていただきました」と感謝を込めた。末澤が土下座するシーンも話題となっているが、綾野は「伸び伸びと土下座していたもんね」と目尻を下げ、「あのお尻の傾斜は、なかなか出せませんよ」と感心しきりだった。

物語の鍵を握る重要な“メンター”である埜本を演じた、綾野剛
物語の鍵を握る重要な“メンター”である埜本を演じた、綾野剛

一方の磯村は「あのころは末澤くんと目も合わせられなかった」とクランクイン前を振り返り、「いまはいいコンビになっているよって、言ってあげたい」と笑顔。「最初はよそよそしい感じだった。ビジュアル撮影の日が、初めましてだったんです。2人の時間は結構あったのに、なにもしゃべっていなかった」という。末澤も「お互いに探っていましたよね」と同調。磯村は「『何歳?』『2歳下か…』って」と会話が続かなかった様子を再現しながら、「いまとなっては、こんなに話せるようになりました」とうれしそうに話していた。

著名人からの絶賛コメントが到着!
著名人からの絶賛コメントが到着!

綾野は火傷の特殊メイクに3時間をかけ、埜本のやさしい言葉や笑顔の奥に潜む、得体の知れない不穏さまで体現している。綾野は「龍之介と拓海の2人をとことん描くための装置として、自分は立ち続けようという想いだった。これは2人の物語なので、2人のなかにあるマグマのようなものがあらわになったら、この作品は成功と言えると思った。2人にストレスを蓄積させていくような芝居の仕方をしていました」と、役作りについて説明。脚本も担当した吉田監督は「自分が書いたものが、飛び出していく感覚」と綾野の演技に感服し、「それを一番前の席で観ているようで、すごく楽しかった」と充実感をにじませていた。またステージに著名人からの感想が到着する場面もあったが、そのなかには『ミッシング』で吉田監督とタッグを組んだ石原さとみのコメントも。吉田監督が「似ているよね」と綾野と石原の共通点を指摘すると、綾野も「フルスイング型」とその言葉にうなずいていた。

メガホンを取った吉田恵輔監督
メガホンを取った吉田恵輔監督

さらに埜本が放つ教え、“埜本語録”が印象的な映画でもあることから、「キャリアの分岐点になった言葉。いまも大切にしている言葉は?」というお題に答えることになると、吉田監督は「お師匠さんである、塚本晋也監督の言葉」と回答。友達の家で自主映画を上映した際、途中で寝たり、電話をかけたりする友達の姿に「ちょっと傷ついた」という。「それを塚本監督に愚痴ったら、『映画ってそういうもんだよ』と。そこからお客さんに強要するものではなく、お客さんがどう観るかはこちら側から押し付けるものではないんだと学んだ。その分、楽になった」とその言葉が転機にもなったと話した。

【写真を見る】磯村勇斗&綾野剛、スーツスタイルで魅せる!
【写真を見る】磯村勇斗&綾野剛、スーツスタイルで魅せる!

磯村は「17歳のころに地元で演劇をやっていて。そのころの恩師、演出家さんが『素直になれ』と言っていた。その当時の僕の台本には、『素直になれ』と書いていた。それくらい芝居に対して素直に反応するとか、素直に演じるとか。人として素直でいることを17歳で学んで。そこからいまでもそれが僕の芯にあり、ずっと大事にしている言葉」だと熱を込めた。加えて「綾野さんは、現場でご一緒するごとに、その時に必要な言葉をかけてくださる」と磯村にとっては、綾野も大切なメンターだと続けた。「『ヤクザと家族 The Family』では、その場で起きている空気を大事にすることを学んだ。今回は、大きな背中を見せていただいた。本当に剛さんの芝居がおもしろくて。剛さん、こんな武器をまだ持っているの!?って思った。本当にズルい」と綾野の演技の凄みに思わず笑顔を見せながら、「ステキな先輩がいて、うれしい」と目尻を下げていた。

初日を花火でお祝い
初日を花火でお祝い

綾野は「“さあ、始めましょう”という言葉」を胸に刻んでいるといい、「常にそれです。始めるまでにたどり着くのは大変なこと。こうやって映画が公開されて、皆さんに観ていただいていることも奇跡のようなこと。常に“さあ、始めましょう”という想いです。やってみなきゃわからないことがたくさんある」と持論を述べた。「自分の活動をするうえで、座右の銘がある」と告白した末澤は、「“夢を追い続ける勇気がある限り、必ず夢は叶う”というウォルト・ディズニーの言葉。僕は、努力は必ず報われるとは思っていなくて。努力をすることは無駄ではないけれど、努力をしたから必ず夢が叶うとか、目標をつかめるわけではないと思っている。自分のなかでは、あまり過大評価しないように心掛けて活動させてもらっています。『mentor』もそうですし、自分はすごく運がいいんだなと思いながら、活動しています」と胸の内を吐露した。

磯村は「末澤くんが、運を勝ち取っているんだよ」といい声で語り、末澤は「ありがとうございます」と照れ笑い。終始、息の合ったやり取りで会場を沸かせていた登壇者陣だが、「映画『mentor』」という掛け声のあとに「本日公開!」と会場と一体となってコールを響かせることになると、磯村がいつもはライブでどうやって盛り上げているのかと末澤に質問。「こんなところでできるわけない。『お前ら!』とか言うているから」と明かした末澤に、磯村と綾野は「フー!お前ら!たぎるねえ!」と大興奮。磯村は「狂犬だね!」と茶目っ気たっぷりに反応するなど、最後まで笑顔の絶えない舞台挨拶となった。

※吉田恵輔の「吉」は「つちよし」が正式表記


取材・文/成田おり枝

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