佐々木蔵之介、小泉孝太郎らの出演が胸アツな理由、青島の“あの”セリフの元ネタは?『踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!』に散りばめられたトリビアをチェック
「都知事と同じ名前の青島です」を言わなくなった
連ドラが始まった1997年、当時の都知事は放送作家、小説家であり、「いじわるばあさん」で俳優としても知られた青島幸男だった。就任後、青島知事はお台場で開催予定だった「世界都市博覧会」の中止を決定。そのおかげでお台場はフジテレビの建物がやたらと目立つ、周囲は空き地ばかりの場所となった。ここに建っている設定の湾岸署は、そのため“空き地署”なんて嫌味を込めて呼ばれていたほど。なので連ドラなどでは、「都知事と同じ名前の青島です」と自己紹介をするのがおなじみだったが、それが「元都知事と同じ」となり、『N.E.W.』では名前すら出さなくなった。ちなみに、青島俊作の俊作は「探偵物語」で松田優作が演じた工藤俊作が元ネタ。
『セブン』のオマージュが最新作にも
そもそも青島と和久平八郎(いかりや長介)の関係そのものが、『セブン』(95)のブラッド・ピットとモーガン・フリーマンからインスパイアされたものだった。その後、劇場版第1作『踊る大捜査線 THE MOVIE 湾岸署史上最悪の3日間!』(98)に登場した日向真奈美(小泉今日子)などのキャラクターも『セブン』の猟奇殺人犯が参考になったと考えられ、被害者の胃の中にクマのぬいぐるみを詰め込むという凶行に及んでいた。『N.E.W.』ではこの原点に立ち返り、『セブン』のベースになっている七つの大罪を投影したセブンベアというキャラクターが登場。連続殺人事件を捜査する青島たちを翻弄していた。
シリーズの世界観をつなげるカエル急便
「踊る」シリーズが世界観をつなげるために大切にしている“リンク”のなかでも最も有名なのが「カエル急便」だ。連ドラ第2話で爆弾椅子を運んでいたように、「踊る」の世界ではだいたい事件絡みのヤバイ代物を運んでいる。そのせいで付いた異名が「不幸を運ぶ宅急便」。劇場版第1作では犯人逮捕に向かう青島の車の行く手を阻み、『N.E.W.』でも犯人が乗ったと思われる車として登場する。ちなみに、カエル急便のミニカーやクリアファイルなど様々なグッズもリアルに発売されている。
ほかにも湾岸署のキャラクター、湾岸君やオリジナルのカップ麺なども「踊る」シリーズの世界ではおなじみ。『踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!』でも湾岸君に爆弾が仕掛けられたという設定があったり、新しいカップ麺も登場しているので、スクリーンの隅々にまで注目を!
文/横森文
