松林慎司初プロデュース映画『かぶと島が浮く日』岩国で暮らす人々の日常を切り取った予告編が完成
俳優の松林慎司が自身の原点である山口県岩国市を舞台に初めてプロデュースを務めた映画『かぶと島が浮く日』が10月3日(金)より公開される。あわせて、本予告編と大森南朋、武井壮、全国のミニシアタースタッフからの絶賛コメントが到着した。
閉館した映画館の元支配人である幹男が、その劇場が入るビルの取り壊しをきっかけに自分の原点を辿る物語を描く本作。主演、そして初プロデュースを務めるのは岩国市出身の俳優、松林。自身の原点である街で過ごした日々、見つめてきた風景を元に、変わりゆく街とそこで暮らす一人ひとりの思いを静かに問いかける。共演には岩国に縁の深いドロンズ石本や岡本信人、さらに篠田諒、佐伯日菜子といった個性豊かな顔ぶれが揃い、様々な土地を背景に、美しい映像と真摯な眼差しでそこに生きる人々を描き続ける片山享監督がメガホンを取った。
このたび解禁された予告編では、ゆっくりと、しかし確実に変化の時を迎えつつある岩国を舞台に、そこで暮らす人々の等身大の日常が静かに描きだされる。まもなく取り壊しの日を迎える閉館した映画館の元支配人の幹男(松林)と、認知症を患う父を介護しながら共に暮らす幼なじみの親友、信弘(ドロンズ石本)。取り壊しを前に、愛着と寂しさが入り混じる複雑な感情を抱えながら、劇場の映写機を再び動かす幹男。父と正面から向き合えず、過去の記憶と未来へ進まなくてはならない現実に板挟みになる信弘。それぞれの人間模様が、岩国の美しい風景のなかに溶け込んでゆく。さらに、幹男を慕う後輩の登(篠田)や信弘を傍らで支える妻(佐伯)、信弘の父の貞夫(岡本)らの姿も。「俺は忘れんよ」という言葉に象徴されるように、消えゆく街の風景と、それでも大切な記憶を心に留めようとする人々のささやかな決意が感じられる予告編になった。
あわせて、本作をいち早く鑑賞した著名人と全国のミニシアターのスタッフから、作品への感動が込められたコメントが続々と到着。俳優の大森は、「人の優しさと悲しみに包まれながら しっかりと生きていくのだろう、オレもがんばろっと」と、不器用ながらも懸命に生きる登場人物たちの姿に共感し背中を押されたことを告白。武井は「町の片隅にあった映画館でたくさんの映画を観た」と振り返りつつ、「無くなるからこそ大切なものが、素朴で美しい情景に描かれています」と自身の思い出を重ねてコメントを残している。さらに、新宿K's cinema、元町映画館、福山駅前シネマモード、小倉昭和館、別府ブルーバード劇場など、全国のミニシアターのスタッフたちからも支持の声が届いている。
古くなりなくなっていくもの。そして、そこに⽣まれる新しいもの。変化をむかえる街で幹男に起こる物語をぜひ劇場で体験してほしい。
