『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』が歴代3位の週末成績で北米V2!驚異的なペースで『エンドゲーム』超えも見えてきた
先週末(8月7日から8月9日まで)の北米興収ランキングは、前週に歴史的なスタートを飾った『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』(日本公開中)が圧倒的なパフォーマンスをキープし、2週連続Vを達成。前回の当記事で、オープニング興収では上回ることに成功した『アベンジャーズ:エンドゲーム』(19)の最終興収を超えるためには、2週目末の下落率を低く抑えることが必要だと紹介したが、はたしてどうなったのか。今回も『スパイダーマンBND』の成績を分析していこう。
週末3日間の興収は1億4425万4386ドルと、オープニング週末興収歴代No. 1を更新した前週との対比は40.1%。前作『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(22)の2週目末がオープニング対比32.5%だったことを考えれば持ち堪えたほうだが、『エンドゲーム』は同41.3%。興収の金額で見てみると、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(15)と『エンドゲーム』に次いで歴代3位となる。
『フォースの覚醒』は2週目末がクリスマス休暇と重なったためあまり参考にはならないが、『エンドゲーム』の場合は2週目末の時点で累計興収6億2127万ドル。一方で『スパイダーマンBND』は同6億5434万ドル。オープニング週末では300万ドルのリードだったものが、3000万ドル以上に広がっているということは、それだけ平日の落ち方が少ないということであろう。ちなみに公開7日間の興収で『スパイダーマンBND』は、史上初めて5億ドルを突破している。
公開10日目に興収6億5000万ドルに到達したとなると、従来の最速記録だった『エンドゲーム』の13日目よりも3日早い。そこまでの節目への到達日数はどれも『エンドゲーム』と1日差だったが、一気に広げたことになる。さらに8月12日の水曜日に、公開13日目にして累計興収7億ドルを突破。これは『フォースの覚醒』と『エンドゲーム』より3日早く、『ノー・ウェイ・ホーム」と比べたら19日も早いペースだ。
8月14日からは劇場数を52増やし、4539館規模での上映となる。事前の予測によれば7000万ドル前後の週末成績を上げるとみられており、つまり公開17日目の段階で興収7億5000万ドルをあっさり超え、同8億ドルに届く位置までやってくるということだ。『フォースの覚醒』は公開18日目で7億5000万ドル、公開23日目で8億ドルに到達。『エンドゲーム』はそれぞれ公開23日目と公開32日目だったので、記録更新は間違いなし。
この感じならば『エンドゲーム』超えはもちろん、北米歴代興収ランキングのトップの座を手にする可能性も高そう。さすがに北米だけで興収10億ドル到達という前人未到の領域に達するのは容易ではないが、まったくあり得ないとも言い切れない。ちなみに全世界興収では17億2231万7844ドル。公開からわずか半月で『インサイド・ヘッド2』(24)を抜いて歴代トップテン入りを果たした模様。20億ドル到達はもう時間の問題だろう。
文/久保田 和馬
