アギト、G3、ギルス、アンノウン、あかつき号事件…キーワードで振り返る「仮面ライダーアギト」の戦い
超能力に目覚めた人々を襲う怪人アンノウン
超能力を持つ人間とその家族をねらう怪人たち。太古より地球に存在した神のごとき力を持つ知的生命体の配下であり、人類を進化させるアギト因子を持つ者の殲滅が目的。豹やカラス、タコといった地球上の生物を想起させる半人半獣のような姿をしている。空を飛んだり、土を液状化させたり、対象の体液を蒸発させるなど様々な超能力を持っている。
アギト覚醒のきっかけとなるあかつき号事件
物語開始の半年前に起こった海難事故。穏やかな瀬戸内海を航行していた遊覧船「あかつき号」が謎の光に包まれ、突如起こった暴風雨によって遭難。偶然、近くにいた氷川によって乗組員や乗客9人が救助されることに。船には他者を覚醒させる力を持った沢木哲也(小川敦史)やアナザーアギトこと木野薫(樋口隆則)などアギト因子を持つ者が乗っており、翔一もその一人。光の力によってアギトに変身した彼は、船を襲った上級アンノウンの水のエルと戦うが、海中に落ち記憶を失うことになった。
『アギト—超能力戦争—』で描かれる新たな戦いとは?
アンノウンとの戦いから25年後…。平和だった世界に、半凍死、半焼死の相反する死因が1つの遺体に刻まれた不可能犯罪が再び発生する。解散の危機に直面していたGユニットを率いる小沢澄子は葵るり子(ゆうちゃみ)ら新たなメンバーと共に、警察を辞め、現在は探偵をしている北條透の協力も得ながら独自に調査を開始する。しかし、彼女たちの奮闘も空しく、次々と不可能犯罪が発生。この事態を打開するには氷川誠の力が必要だが、当の彼はある罪で刑務所に収監されていた。さらに、かつてアギトとしてアンノウンと戦った津上翔一もその力を失っていた。
果たして、超能力者が大量発生した理由とは?新たなる存在、ギルアギトとは?人智を超えた力を持った時、人は怪物と化してしまうのか?『アギト—超能力戦争—』は特撮ヒーローの枠に収まらない、エゴや承認欲求など現代人が持つ心の闇を描いた映画である。
文/竹之内円
