『名探偵コナン』新作、1日目で11.3億円突破!横浜流星も「すごすぎる」と驚き、沢城みゆきは田中敦子さんへの想いを吐露

『名探偵コナン』新作、1日目で11.3億円突破!横浜流星も「すごすぎる」と驚き、沢城みゆきは田中敦子さんへの想いを吐露

「名探偵コナン」の劇場版29弾『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』の公開記念舞台挨拶が4月11日にTOHOシネマズ日比谷で行われ、高山みなみ(江戸川コナン役)、小山力也(毛利小五郎役)、沢城みゆき(萩原千速役)、大塚明夫(横溝重悟役)、三木眞一郎(萩原研二役)、横浜流星(大前一暁役)、畑芽育(舘沖みなと役)、蓮井隆弘監督が出席した。

『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』の公開記念舞台挨拶が行われた
『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』の公開記念舞台挨拶が行われた

本作の舞台は、神奈川の横浜。バイクの祭典を訪れていたコナンたちの前に突如、暴走する謎の“黒いバイク”が出現。それを追っていたのは、神奈川県警交通機動隊の白バイ隊員で、蘭がかつて目にした“風の女神”萩原千速だった。フェス会場で最新技術を搭載した白バイ“エンジェル”のお披露目が行われる一方、都内では黒いバイク“ルシファー”が再び暴走を始め、風の女神と黒き堕天使によるバトルミステリーが開幕する。

高山みなみ、ファンに感謝!
高山みなみ、ファンに感謝!

4月10日より全国526館(うちIMAX62館、MX4D11館、4DX61館、Dolby Cinema10館)で公開となった本作。公開1日目にして観客動員数73.9万人、興行収入11.3億円を突破。昨年、過去最高のスタートを切った『名探偵コナン 隻眼の残像(フラッシュバック)』(2025年4月18日公開、興収147.4億円)対比107パーセントとなる、記録的大ヒットスタートを果たした。

横浜流星、「すごすぎます!」とコナンを激賞
横浜流星、「すごすぎます!」とコナンを激賞

すでに複数回、映画を鑑賞している人もたくさん見受けられ、「毎年、こうやって舞台挨拶をできることがなにより幸せ」と会場を見渡した高山は、「ありがとうございます!ちゃんと寝ている?おうちに帰っている?大丈夫?」と心配顔。初日の驚異的な数字を耳にして「毎年思うんですが、本当に付いてきてくれてありがとう。卒業しないでいてくれてありがとう。そして入学者がたくさんいてくれて、ありがとう。毎年驚き、毎年感謝しています」と熱を込め、「皆さんの愛をひしひしと感じています。舞台挨拶は最高ですね」とファンとの対面に感激しきりだった。

白バイ「エンジェル」の開発者・大前一暁役として参加した横浜流星
白バイ「エンジェル」の開発者・大前一暁役として参加した横浜流星

白バイ「エンジェル」の開発者・大前一暁役として声優初挑戦を果たした横浜は、数字を耳にすると隣にいたコナンを激賞。「すごすぎますね」と目を丸くしながら、「実写だと1か月で10億いければというところ、それを1日で塗り替えてしまう。コナンへのファンの皆さんの熱量と愛を感じ、改めて日本のアニメは世界に誇れるものだと感じました」としみじみ。「自分も秋に映画を公開しますので、コナンに少しでも追いつけるようにとこの数字を聞いて奮い立ちました」と役者としても刺激を受けていた。神奈川県警の女性巡査・舘沖役を演じた畑はX(Twitter)をよく見ているそうで、「前日の夜からトレンド入りをしていた。序盤から皆さんの熱量を感じた」とコナンの勢いに感嘆していた。

劇場版初登場となる萩原千速役の沢城みゆき
劇場版初登場となる萩原千速役の沢城みゆき

本作でキーパーソンとなる、神奈川県警白バイ小隊長の萩原千速役を演じる沢城は、2024年8月に亡くなった田中敦子さんから役柄を受け継いだ。「青山先生から、そして大好きな田中敦子さんからお預かりして、出演させていただいています」と切り出した沢城は、「コナンのファンの方々の前に立つのは、今日が初めて。皆さんがコナンを好きなんだなという気持ちが、ここにいると刺さってくるよう」とファンの熱気に胸を熱くしながら、「自分が参加していること、すごくうれしい気持ちで受け止めています」と挨拶。

沢城みゆきが千速への想いを明かした
沢城みゆきが千速への想いを明かした

千速を演じることで発見もあったといい、「1人でどうにかしなきゃとは思っていなかったんですが、思っていた以上に、コナンくんがいてくれたから走り切れた。重悟がいてくれたからやりきれた。研二がいなかったら、そもそもスタートしていなかったような気もしています」と千速を取り巻くキャラクターへの想いを吐露。「“無敵”って自分で一生懸命にならなきゃいけないものかと思っていたけれど、誰かにしてもらうものなんだということがやっていくなかでわかった。ちょっと価値観が変わるような、個人的にもハイライトになる機会になりました」と語る。千速ファンが急増していることについて話が及ぶと、「私も、敦子さんの千速が大好きだった。なんとかそのエッセンスを引き継ぎながら…と思っていた。これからどう思っていただけるか、まだ緊張しています」と素直な胸の内を明かす。また役作りにおいては、「子どもでも、大人でも、上司でも、部下でも、並列。肩書きに順番がついていない人」だということを意識していると語った。

神奈川県警の警部・横溝重悟役の大塚明夫
神奈川県警の警部・横溝重悟役の大塚明夫

神奈川県警の警部・横溝重悟役の大塚は、コナンの舞台挨拶は久しぶりとのこと。「千速の天然さ、ストレートさにいつもドギマギしている横溝重悟。今日はコナンファンの皆さんの前に久しぶりに姿を現し、ドギマギしています」とお茶目に語り、会場を盛り上げた。続けて『名探偵コナン 漆黒の追跡者(チェイサー)』(09)に出演したことに触れながら、コナンの歴史を噛み締めた大塚。「あのころの自分はまだ、40代だった。随分と月日が経って、こうしてコナンもいるし、うつろっていく時の流れを感じます。そのなかでもアニメってすごいなと思うのは、みんな歳を取らないこと。これについていくのが、だんだん辛くなっていくんですが」と苦笑い。コナンが変わらない姿で作品世界を生きていることへの感慨を口にしながら、「自分も随分と長い間、コナンの世界にいるんだなと思うと、不思議な感じもします」と話す。

千速の弟・萩原研二役の三木眞一郎
千速の弟・萩原研二役の三木眞一郎

ここまでの人気になるとは「思っていなかったよね」と大塚が語りかけると、高山は「ここまで長く続くこと自体、思っていなかった。奇跡」と告白。千速の弟で、元警備部機動隊の爆発物処理班に所属していた萩原研二を演じる三木も終始、感慨深げな表情を浮かべていたが、「今日を迎えられたのは、感無量です。彼(研二)のことを考えると、緊張する」と口火を切り、「未来を奪われた彼が、彼のいない未来でこんなに思い出してもらえる。すごく愛されているなと思って。彼には『愛されているぞ』と言ってやりたい」と研二にたっぷりと愛情を傾けていた。

小山力也(毛利小五郎役)、今日も絶好調!
小山力也(毛利小五郎役)、今日も絶好調!

また毛利小五郎役の小山は、「“国宝”と芽育さん!上手だなあと思って!」と横浜の出演作を出しながらゲスト声優を絶賛。「品格がある。品格というのは、ないと出ないもの。上手だな、ステキだなと思って。感動しました」と熱演を称えた。「失礼のないように取り組んだ」と収録を振り返った横浜は、「挑戦させていただいて、大前として同じ世界を生きられたことは財産になりました」と感謝しつつ、声だけで表現する経験を通して「自分の至らなさを痛感しています。声優の皆さんへの敬意が深まりました」と尊敬しきり。「こうしてお話を聞いているだけでも、耳が喜んでいる。皆さん、本当に麗しい声をされている」と目を輝かせた畑は、「声優は、とても難しいジャンルのお仕事。このチームで初めての声優を経験できて、本当によかった」と幸福感をあふれさせていた。

神奈川県警の女性巡査・舘沖役の畑芽育
神奈川県警の女性巡査・舘沖役の畑芽育

記録を塗り替え続け、限界を超えていく「名探偵コナン」シリーズ。今年は、テレビアニメの放送30周年を迎えた。「限界を超えたいことは?」と問われた高山は、「コナンは、30年を超えました。このままずっと限界を突破していきたいと思います。ずっと限界突破していきます!」と力強く語り、大きな拍手を浴びていた。


取材・文/成田おり枝

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