“孤独”な2人の不思議な共同生活がもたらす変化とは?『大丈夫、大丈夫、大丈夫!』予告映像&メインビジュアル
ソウルの芸術団を舞台に、“母を失くした女子高生”と“完璧主義の先生”の不思議な共同生活による心の交流を描いた『大丈夫、大丈夫、大丈夫!』が4月10日(金)より公開される。このたび、本作の予告編、メインビジュアルが解禁となった。
韓国映画で初めて、第74回ベルリン国際映画祭「Generation Kplus」部門の最優秀作品賞にあたる〈クリスタル・ベア賞〉を受賞した本作。どんな時でもポジティブな主人公イニョンを演じたのは、『ソウォン/願い』(13)で映画デビューを飾り、『新感染半島 ファイナル・ステージ』(20)や『犬どろぼう完全計画』(14)など、弱冠20歳にして数々の作品に出演し映画ファンを魅了し続けるイ・レ。そして、“魔女”と呼ばれる完璧主義かつ冷徹な先生ソラ役を、『毒戦 BELIEVER』(17)での狂気的な演技が話題となったベテラン俳優チン・ソヨンが演じる。さらに、イニョンを陰ながら支える町の薬局で働く薬剤師のドンウクをソン・ソック、イニョンを敵対視している芸術団のエース、ナリをチョン・スビン、イニョンの唯一の友人ドユンをイ・ジョンハが演じる。
メガホンをとったのは、ドラマ「恋愛体質〜30歳になれば大丈夫」や「私が死ぬ一週間前」などで知られるキム・ヘヨン監督。本作が長編監督デビュー作となり、2025年青龍映画賞で新人監督賞を受賞した。長編2作目となる『今夜、世界からこの恋が消えても』も韓国で公開されるなど、今後の活躍が期待されている。
今回、本作の予告映像が解禁となった。物語の舞台となるのは、常に笑顔で息をあわせて豪華絢爛なステージを創り上げるソウル国際芸術団。公演中に交通事故で母を失くした過去を持つイニョンは、団員から「イニョンは団費を払ってない ママが去年死んだんだって」と陰口を叩かれ浮いている存在だった。悔しさと悲しさで涙がこぼれそうになるなか、イニョンは強気にわざと相手を転ばせたうえで「友達同士、仲良くしよ」と笑顔で言い返す。彼女の芯の強さが垣間見えるシーンだ。一方、完璧を求めるがゆえ常に団員たちに厳しく指導し、“魔女”と呼ばれている芸術監督ソラは、イニョンに対しても「遅れないで」と容赦ない指摘をする。母を亡くしたった独りの世界に残されたイニョンと、自分にさえも完璧を求め人と距離を置くソラ。年齢も性格もバラバラだけど、“孤独”という共通点を抱えた2人の、不思議な共同生活が展開する。タイトルの通り、「大丈夫、大丈夫、大丈夫!」とあなたの心を癒してくれる温かなストーリーとなっている。
さらに、本作のメインビジュアルも到着。「泣いて、笑って、私らしく生きていく――」というコピーのもと、イニョンやソラがそれぞれの人生を見つめるような優しい視線を感じる写真が並ぶ。また、劇中で重要な意味を持つアイテムの数々が散りばめられている。暗号のような数字の羅列、美味しそうな“ご飯泥棒”のスパムと目玉焼き、舞踏用のシューズや扇子など、それぞれが登場人物たちをつなぐ重要な鍵となっている。
2人はどのような軌跡をたどっていくのか?才能あふれるキャストと新鋭監督が紡ぎだす、笑顔の奥にある痛みと再生を描いたハートフルストーリーに期待が高まる。
文/鈴木レイヤ
