「これは泣く!」『爆弾』佐藤二朗が第49回日本アカデミー賞助演男優賞を受賞!仲間への嫉妬と感謝を激白
第49回日本アカデミー賞の授賞式が3月13日、グランドプリンスホテル新高輪にて開催。最優秀助演男優賞を受賞したのは、怪演が話題になった『爆弾』(公開中)の佐藤二朗だった。有力視されていた『国宝』(公開中)の横浜流星をおさえ、初のブロンズを手にした。
呉勝浩の同名ベストセラー小説を映画化した『爆弾』は、山田裕貴の主演で、『帝一の國』(17)や『キャラクター』(21)の永井聡監督がメガホンをとった大ヒット作。山田がクレバーな若手刑事の斉藤幸一役を、佐藤は得体の知れない爆弾犯、スズキタゴサク役を演じた。共演に伊藤沙莉、染谷将太、坂東龍汰、寛一郎、渡部篤郎ら。
佐藤は昨年の第48回日本アカデミー賞で、河合優実と共演した『あんのこと』(24)で優秀助演男優賞を受賞しているが、最優秀助演男優賞は初受賞となった。ブロンズを手にした佐藤は「泣くなあ、これ!これは泣くなあ」と感極まり、「本当に感謝なんだけど」と前置きしたうえで「ちょっと個人的なことを言うと、正直、僕はここ最近日本映画をあんまり観てなくて」と切り出し「その理由は、とっても恥ずかしいものです。それは僕が嫉妬を感じるからです。僕が悔しいと思うから」と激白。
続けて佐藤は「でも、去年初めてこの日本アカデミー賞の席に出席したら、安藤サクラが、石原さとみが、満島ひかりが、山田孝之が、みんな日本映画を応援してるなと思ったんですね。それで、役所広司さんが、去年、新人賞をお獲りになった皆さんに、『大丈夫、みんな、あなたたちの味方です』と言ったんです。僕はもう、本当にその場にいるのも恥ずかしくなって。なんつうケツの小さい男なんだと思って。それから今日まで1年、本当に毎日のようにたくさんの日本映画を観ました」とコメント。
「偉大な先輩の昭和の日本映画や最近の日本映画、いまの日本映画、たくさん観ました。なんて戦う価値がある場所なんだろうと心から思いました。素晴らしい日本映画が山ほどあった。だから僕、いまここに立てて、今夜はとてもいい夜です。『爆弾』チームのみんな、『爆弾』チームではないけれども、ここにいらっしゃるすべての皆さん、日本映画に携わるすべての皆、日本映画を愛してる、日本映画を観てくれるすべての皆…愛してるぜ!」と宣言。そんな佐藤のスピーチを見て、主演の山田も大粒の涙を流している姿も印象的だった。
授賞式は『あんのこと』で最優秀主演女優賞を受賞した河合優実と、羽鳥慎一が司会を務める。授賞式の模様は同日21時より日本テレビ系(全国29局ネット)で放送中だ。
取材・文/山崎伸子
