第30回釜山国際映画祭での『PROJECT Y』上映直後のハン・ソヒにインタビュー!「チョン・ジョンソさんとの友だちとしてのケミストリーがうまく作用していた」
「感情が欠落しているキャラクターをやってみたらどうかな?と考えているんです」
本作は第50回トロント国際映画祭でワールドプレミアとして披露されている。北米で最重要の映画祭のひとつであり、幅広いジャンルと作品が揃い、何よりも映画ファンを大事にすると言われている映画祭での観客の反応に、ハン・ソヒは感激したという。
「私たち自身撮影しながら本当に笑える瞬間が多かったんですが、イ・ジェギュンさん扮するソックというキャラクターが本当におかしくて。実際に私たちも笑いをこらえながら撮影していました。トロントの観客の皆さんも同じく笑ってくれて、私たちの意図どおりに感情を受け取ってくださりとても誇らしく感じました」。
ドラマ「夫婦の世界」での“悪女キャラ”でブレイクしたハン・ソヒは、恋に臆病な美大生に扮した「わかっていても」でさらに知名度を上げた。「マイ・ネーム:偽りと復讐」ではエネルギッシュなアクションで復讐に燃える警察官に強い説得力を持たせた。続く「京城クリーチャー」では、そのアクション演技をさらに磨き上げ、悲しい宿命を背負うヒロインを力強く演じ切った。そして『PROJECT Y』の次は、アン・ハサウェイとロバート・デ・ニーロが出演した『マイ・インターン』(15)の韓国リメイクでチェ・ミンシクと共演する。話題作からのオファーが引きも切らないハン・ソヒに、今後演じてみたいキャラクターを尋ねたところ、はにかむように笑いながら「狂気的なキャラクターがやりたいんです…!」と答えた。
「これまでは、割と感情が豊かだったり、あるいは抑制的なキャラクターを演じることが多かったんです。だからむしろ、感情が欠落しているキャラクターをやってみたらどうかな?と考えているんです」。
意外な答えは、インタビュー中も笑顔を絶やさず、表情豊かで気さくな彼女の変身願望なように思えて、大いに気になるところだった。痛快なガールズ・リベンジの次はヒューマンドラマ、そして危険なサイコキャラの魅力を発揮してくれるのかもしれない。
取材・文/荒井 南

