ジャッキーによるパンダ救出劇『パンダプラン』は里親活動や旺盛なサービス精神などジャッキーの魅力全部盛り!
現在71歳でありながら、アクション俳優として活躍を続けるジャッキー・チェン。日本での劇場公開出演作の記念すべき100作目にあたるのが、主演作としては史上初の本人役となるアクションコメディ『パンダプラン』(公開中)だ。赤ちゃんパンダの里親になるために動物園に招かれたジャッキーだったが、そのタイミングで国際的な犯罪組織が動物園に侵入。赤ちゃんパンダを守るため、飼育員たちと共に数々のトラブルに立ち向かう。
近年では演技派としても知られるようになり、ちょっと重めの人間ドラマやハードな犯罪モノにも積極的に出演するようになったジャッキー。だが今作は、「コメディとアクションを融合させた明るく楽しい映画」という自身の原点回帰的な作品となっており、いつも以上にジャッキー自らが観る者を楽しませようとする姿を見せている。そこで今回は、『パンダプラン』で見せるジャッキーのチャーミングな魅力についてチェックしていきたい。
慈善活動家としての面が活きた『パンダプラン』
先にも書いた通り、『パンダプラン』のジャッキーが演じるのは、世界中で愛されるアクション俳優であるジャッキー・チェン本人。そのため、これまでのジャッキー作品のなかでも、かつてないレベルでプライベートな姿を垣間見ることができる。
まず注目したいのは、本作の成り立ち。ジャッキー自身は慈善活動家としても知られており、彼の自伝「永遠の少年」では、全財産の半分を慈善基金に寄付していると明かし、若者への奨学金や医療支援、災害救援などに力を注いでいる。なかでもジャッキーは動物保護活動にも力を入れており、実際に2匹のパンダの里親になるなど「無類のパンダ好き」であることを公言。パンダ保護の特使に任命されているほどであり、本作はそんなパンダ保護活動の一環として制作されている。コミカル演技や表情がおなじみのジャッキーだが、本作では大好きなパンダとの絡みもあるとあって、ほかの作品ではあまり見られない、かわいい動物にメロメロになる姿を見せている。
本作でしか見ることができない!?“素”ジャッキー
ほかの作品にはないもう一つのポイントは、ジャッキーの日常が垣間見えるパートだ。物語の冒頭、パンダの里親となるための調印式に向けて、ジャッキーは動物園がある島へと向かう。大人気スターであるため、動物園では多くのファンに迎えられ、ファンサービスをしまくる。ご存知の通り、ジャッキーはサービス精神の塊であり、愛するファンの前ではいつでも“ジャッキー・チェン”なのだ。ただ一方で、サービスしていることにちょっと疲れた様子も覗かせている。
こうした、自分の内面を見せるという演技も、ジャッキーがジャッキー自身を演じなければ見ることができない、まさに“素顔のジャッキー”と言えるだろう。緊張感あふれるアクションとドラマの合間に見せるユーモアは、これまでの多くのジャッキー作品で見てきたが、70歳を過ぎて改めて見せてくれる素顔のジャッキーもまた魅力的だ。
