2026年は午年!『オーシャン・オブ・ファイヤー』や『ライド・オン』『シービスケット』などいろいろな馬映画集めました
1頭の競走馬との出会いが失意の男たちの運命を変える『シービスケット』
2025年は競馬を題材にしたドラマ「ザ・ロイヤルファミリー」も話題になったが、映画でもたびたび競馬がフィーチャーされている。その1本が『シービスケット』(03)だ。実在した競走馬を描いた名作小説を映画化。大恐慌時代のアメリカを舞台に、息子を亡くした資産家と元カウボーイの調教師、片目が不自由な騎手ら失意のなかにいる3人が、一頭の競走馬“シービスケット”と出会ったことで、競馬の世界に傾倒しながら人生の再起を懸けようとする。
資産家を「トロン」シリーズのジェフ・ブリッジス、調教師を『アメリカン・ビューティー』(99)のクリス・クーパー、そして騎手役を「スパイダーマン」シリーズのトビー・マグワイアが演じる。当時の映像を参考に、限りなく忠実に再現されたレースシーンは必見!
競走馬を育てようとした一人の主婦の実話『ドリーム・ホース』
『ドリーム・ホース』(20)は実在する競走馬とその育て主となった一人の主婦を描く感動ストーリー。イギリスのウェールズの小さな村で、仕事と家事、親の介護を繰り返すだけの日々に満たされない思いを抱えていたジャン(トニ・コレット)。ある日、馬主経験のある税理士のハワード(ダミアン・ルイス)の話を聞き、自分でも競走馬を育てたいと思い始める。資金難やノウハウのなさといった問題を、地元の人たちからの出資とハワードの協力でなんとかクリアすると、安価で手に入れた牝馬から生まれてきた仔馬に「ドリームアライアンス(夢の同盟)」と名付け、片田舎から最高峰のレースを目指していく。
競走馬への出資にあたってジャンたちが大切にしたルールが、決して儲けようとするのではなく、“胸の高鳴り”を目指すこと。ドリームアライアンスの初レースが決まり、まるで小学校の遠足のようにみんなでマイクロバスに乗って会場に駆けつけたり、レースの結果に一喜一憂したり。掛け値なしに誰かを応援することが人生を輝かせてくれることを教えてくれる。
劇用馬として皐月賞2着馬が登場する『超高速!参勤交代』
『超高速!参勤交代』(14)は、『空飛ぶタイヤ』(18)などの本木克英が監督を務め、佐々木蔵之介が主演を務めた異色の時代劇。徳川吉宗の治世、磐城国(現在の福島県東部と宮城県南部にあたる)のわずか1万5000石の弱小藩、湯長谷藩に幕府から突然の参勤交代が言い渡される。湯長谷の金山をねらう幕府の老中、松平信祝(西村まさ彦)の策略で、通常なら8日間を要するところを、わずか4日間で行えというのだ。藩主の内藤政醇(佐々木)は家老の相馬兼嗣(西村まさ彦)らと共に、奇想天外な作戦を練っては実行に移し、4日間での参勤交代を成功させようとする。
実は本作も競走馬に関連する作品で、劇用馬として「シャコーグレイド」がクレジットされている。シャコーグレイドとは、「ウマ娘 プリティーダービー」でもおなじみのトウカイテイオーが勝った1991年の皐月賞で、16番人気の低評価を覆し2着に入った馬。その後も息長く競走生活を続け、ナイスネイチャやメジロライアン、ライスシャワーといった馬とも激闘を繰り広げファンから愛された。
