上戸彩&森川智之『ズートピア2』前夜祭舞台挨拶でも名コンビぶりを発揮!山田涼介は下野紘から秘密を暴露されタジタジ!?

上戸彩&森川智之『ズートピア2』前夜祭舞台挨拶でも名コンビぶりを発揮!山田涼介は下野紘から秘密を暴露されタジタジ!?

映画『ズートピア2』(公開中)の前夜祭舞台挨拶が12月4日にTOHOシネマズ日比谷にて行われ、上戸彩、森川智之、下野紘、江口のりこ、山田涼介、梅沢富美男、三宅健太、Dream Ami、高嶋政宏、柄本明ら、総勢10名の日本版声優キャストが登壇した。

【写真を見る】『ズートピア2』(公開中)前夜祭舞台挨拶で下野紘が山田涼介の秘密を暴露!?
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動物たちが人間のように暮らし、誰もがなににでもなれる楽園<ズートピア>を舞台に、ドラマチックでミステリアスな物語を描く「ズートピア」シリーズ。最新作となる本作では、再びバディを組むことになった頑張り屋なウサギ初の警察官ジュディと皮肉屋だけど根はやさしいキツネのニックが、100年ぶりに街にヘビが現れたことをきっかけに、ズートピア誕生の裏に隠された“驚くべき秘密”に迫っていく姿を描く。

頑張り屋なウサギ初の警察官ジュディの声を担当した上戸彩
頑張り屋なウサギ初の警察官ジュディの声を担当した上戸彩

ジュディ役の上戸とニック役の森川は、この日のイベントでも作品から飛び出してきたようなやりとりで冒頭のあいさつから盛り上げる。上戸は「ジュディ&ニック」、森川は「ニック&ジュディ」と名前の並びを互いに譲らず、森川が「時間もあれなんで…」とよきところで区切りをつけ切り上げる、といった本作のイベントではおなじみとなっているやりとりに観客も大よろこびだった。

見どころも言いたいこともたくさんあるとしながらも「全部ネタバレになっちゃう!」と困った様子の上戸だったが「『ズートピア』は中身も外見も全く違う生き物同士が、お互いを尊重し合って認め合ってという大切な思いが込められた作品です。最新作には真のパートナーの見つけ方のヒントもすごく込められていると思うので、(ジュディとニックの)2人の関係性もそうですが、大切なことをみなさんの視点から作品を通して見つけていただきたいなって感じています」と呼びかけた。

皮肉屋だけど根はやさしいキツネのニック役の森川智之
皮肉屋だけど根はやさしいキツネのニック役の森川智之

本作では新キャラクターがたくさん登場している。自身のイチオシのキャラクターについて森川は「ここでイチオシを言ってしまったら、後で楽屋でなにか言われそうなので、選べません」と、新キャラクターを演じたキャスト陣の顔を見回しニヤニヤ。しかし、ここから森川がそれぞれの推しポイントを語り、新キャラクター紹介コーナーのような展開に。ズートピア創設者一族の長で、街で絶大な権力を握るオオヤマネコの実業家、ミルトン・リンクスリー役の梅沢については「低音でグッとくるし、ずっと聴いていたい」とし、ヘビのゲイリーの手がかりを知るトカゲの重鎮、ヘイスース役の柄本については「物語のことをわかってないとおっしゃっていたけれど、もう(すっかり)ズートピアの住民になっていました」と褒める。

ズートピアの謎の鍵を握るヘビの指名手配犯、ゲイリー役の下野紘
ズートピアの謎の鍵を握るヘビの指名手配犯、ゲイリー役の下野紘

Dream Amiが演じたズートピアで人気の実力派ポップスター、ガゼルについては「今回もかっこいい!」とし、江口演じるズートピアの‟陰謀論“を語るビーバーの配信者、ニブルズについては「やばいです。ニブルス、やばいです!」と観客の期待をあおり、山田が演じるズートピアの創設者一族でオオヤマネコの御曹司、パウバートについては「涼ちゃんのやっているパウバート。これがまたすごいんですよ、もふもふが!」と興奮気味に語り、高島演じる俳優から政治家に転身しカリスマ性で人々を魅了する馬の市長、ウィンドダンサーについては「まんまです!」、三宅演じるスイギュウのズートピア警察署長のボゴについては「こちらもそのままです」とコメントし笑わせる。

さらに、下野演じるズートピアの謎の鍵を握るヘビの指名手配犯、ゲイリーについては「顔キャストです!(下野を)見ているとゲイリーに見えてくる」とゲイリーと下野の顔が似ていると指摘。これについて下野も「自分でもだんだん似てきているような…」と反応。上戸が「(ゲイリーの)牙と(下野の)八重歯も同じ方向にある!」と補足。下野とゲイリーの共通点!?に会場からは「本当だ!」「かわいい」といった声も漏れ聞こえていた。

物語の見どころについて下野は、ジュディとニックの関係性がどうなっていくのか、また2人がどのような活躍をしていくのかも楽しみとした上で、注目してほしいキーアイテムがあると明かし、「日記というキーアイテムがひとつあって。にんじんペンなども見どころのなかでキーアイテムになっているのかなと思います」とアピール。続けて下野は「キャラクターたちのさまざまな活躍とともに、キーアイテムにも注目してほしいです」と笑顔で呼びかけた。

ズートピアの‟陰謀論“を語るビーバーの配信者、ニブルズ役の江口のりこ
ズートピアの‟陰謀論“を語るビーバーの配信者、ニブルズ役の江口のりこ

日本より一足早く公開された全世界で、歴史を塗り替えるような大ヒットを記録中。この盛り上がりについてどう感じているのかを訊かれた山田は「僕は新参者なんです。この作品でディズニーファミリーに入らせていただいたばかり。大丈夫かなオレ…みたいなのもあるし、本当に盛り上がっているよってちょくちょくスタッフさんからいいプレッシャーをかけていただいているので、どうにかしてみなさんにも盛り上げていただかないと、みんなが困る!我々が困ってしまいます!」と会場の隅々まで見渡し、日本でも大ヒットするように盛り上げてほしいとリクエスト。さらにジュディとニックの関係については「尊い」とニッコリの山田は「今風に言うと”てぇてぇ”ってやつです。ニックはかっこよすぎるし、ジュディはかわいいし、正義感強いし、応援したくなる。森川さんも先ほど言ってましたけれど、新キャラクターも含めて絶対にこの『ズートピア2』のなかでみなさんの推しが見つかると思うので、必ず一人見つけて、劇場を後にしていただけたらと思います」と期待を込めていた。

フォトセッションの様子
フォトセッションの様子

「オーディションというのを初めて経験し、合格させていただいて。声優も初めての新人です!」とあいさつした梅沢が演じたミルトン・リンクスリーは山田演じるパウバートの父親だ。山田との共演について「僕のかわいい息子ですから」と目を細めた梅沢は「やさしい心のなかに一つ芯が(ある)。とても立派な息子です!」と大絶賛。「なにがすばらしいって…」と続けた梅沢は「私に似てイケメン。それと品がある。ここがすばらしかったです!」と強調。梅沢の言葉に「ありがとうございます」と恐縮する山田だったが、共演者や会場がクスクス。ざわめく様子を感じ取った梅沢は「そこ、笑うところじゃないですよ!新人だからって許しませんよ」とピチャリ。すると山田が「パパは怒ったら怖いからね〜!」と続き、見事な親子のコンビネーションでトークを盛り上げた。

三宅&高嶋もナイスなコンビぶりを発揮!
三宅&高嶋もナイスなコンビぶりを発揮!

ボゴ署長役の三宅はジュディとニックの関係には「なんか嫉妬しちゃいます」とコメント。署長としてはあたたかく見守りたいと気持ちはあるが「僕もこんなバディ組んでみたいと思っちゃいます!」とも話していた。ポップアップに足を運んだことを明かしたDream Amiは「ガゼルの新曲『ZOO』が街中でも流れていて。自分でも毎晩聴いてから眠るほどのお気に入り」と笑顔を見せていた。「オーディションで合格しましたが、実は『ズートピア』のことはあまり知らないです」と話した柄本は、前回のイベント時に本作への参加を家族の誰にも話していないと明かしていた。「言いました、家族に。でも誰に言ったか忘れたけれど…」と苦笑いの柄本だったが「孫が(『ズートピア』の)大ファンでよろこんでくれたのがうれしかったです」と満面の笑みを浮かべ報告していた。また、馬役が染みついているのか、高嶋は質問や挨拶時に馬の鳴き声を披露する場面も。「そういうの、ひとつあるといいよねぇ」と共演者から羨ましがられると、ご満悦といった様子で会場に鳴き声を響かせていた。

下野から秘密を暴露された山田は「僕の好感度が上がるだけ!」と笑顔で反応
下野から秘密を暴露された山田は「僕の好感度が上がるだけ!」と笑顔で反応

ズートピアの秘密が明かされることにちなみ「秘密を教えてほしい」とリクエストされた山田だったが、「秘密って言えないから秘密なんですよ!」と却下。しかし上戸から「明日の新聞の見出しになるような小さな秘密でいいんで」と促された山田は苦笑い。するとニヤリとした下野が「登壇前に段取りの確認していた時、台本を持つ山田くんの手がプルプル震えていました」と暴露。山田は恥ずかしそうな表情を見せつつも「僕の好感度だけが上がっちゃうじゃないですか(笑)」と返し、笑いを誘いつつしっかり好感度をアップさせていた。バディを組みたい相手を尋ねられた下野は「江口さんかな」と即答し「さっき同級生と発覚して親近感が湧いたので」とニッコリ。江口も「同級生は特別感がありますね」と微笑みながら賛同していた。

ジュディとニックの関係性にも注目!
ジュディとニックの関係性にも注目!

最後の挨拶で森川が「ズートピアの誕生の秘密に迫る物語です。ニックとジュディ、ジュディとニック、まあ、どっちでもいいですが、その秘密を追いかける途中での二人の距離感を楽しんでいただければと思います」と呼びかけ、上戸は「エンドロールにはこのステージに立たれている声優の方以外にも、『この人知ってる!』『この人好き!』とみなさんが思うような方々がたくさん出ています。そして、そのエンドロール後にもまだまだ魅力あります。大事なシーンが残っているので、最後までしっかり観て満足して帰っていただけたらなと思っています」と想いを伝え、笑顔いっぱいのイベントを締めくくった。


取材・文/タナカシノブ

※高嶋政宏の「高」はしごだかが正式表記。

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