竹原ピストルの歌声が年の差を超えた友情に寄り添う…『港のひかり』インスパイアソング特別映像

竹原ピストルの歌声が年の差を超えた友情に寄り添う…『港のひかり』インスパイアソング特別映像

藤井道人監督とカメラマンの木村大作が初タッグを組み、北陸の港町を舞台に完全オリジナル脚本で描く『港のひかり』(11月14日公開)。本作より、竹原ピストルによるインスパイアソング「千切り絵のように私は」が観る者の心を動かす特別映像が解禁となった。

主人公の元ヤクザの“おじさん”を演じるのは7年ぶりの単独主演作となる舘ひろし。歌舞伎界の新星として注目を集める尾上眞秀が盲目の少年、幸太を、成長した青年の幸太を眞栄田郷敦がそれぞれ演じる。おじさんと幸太との年の差を超えた、十数年の友情を描いた感動のエンタメ大作となっている。

公開されたのは、竹原ピストルによるインスパイアソング「千切り絵のように私は」とコラボレーションした本作の特別映像だ。“どうしても見たいものがあるんだ。海、それとおじさん”と呟く幸太の声とともに、映像冒頭で映しだされるのは、朝焼けに包まれた港で一人漁をする主人公、三浦の姿。背中に刻まれた刺青を隠し細々と暮らす三浦と、両親を失い同級生たちのいじめに耐えながらも懸命に生きる盲目の少年、幸太。一人ぼっちだった2人は、小さな港町で出会いを果たす。

勇気を持っていじめっ子たちに立ち向かい涙する幸太に寄り添う三浦の姿や、朝市通りを並んで歩く2人の姿からは、かけがえのない時間を通して心を通わせていく両者の“絆”が垣間見える。しかし、三浦が幸太のためを思い起こした出来事がきっかけで、2人は離れ離れになってしまう。

映像内では、12年の時を経て、いままで知らなかった真実に辿り着いた青年の幸太が、三浦の元へ訪ねる感動的な再会のシーンも散りばめながら、竹原の力強くも温かな歌声が優しく寄り添っていく。“千切り絵のように私は あなたの胸の中を飾りたい”。楽曲の歌詞はもちろん、三浦を演じた舘、そして幸太役の尾上、眞栄田らキャスト陣の名演からも、深い絆で結ばれた2人が織りなす感動の物語に期待が高まるスペシャルなインスパイアソング特別映像に仕上がっている。

元ヤクザの漁師と盲目の少年との年の差を超えた、十数年の友情を描いた感動のエンタメ大作『港のひかり』
元ヤクザの漁師と盲目の少年との年の差を超えた、十数年の友情を描いた感動のエンタメ大作『港のひかり』[c]2025「港のひかり」製作委員会

交わるはずのなかった孤独な2人に光を照らす、運命の出会いと別れ、そして再会。三浦と幸太が、年の差を超えて心を通わせ合う物語が観る者の心を動かす『港のひかり』に引き続き注目してほしい。

文/平尾嘉浩

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