豆原一成演じる拓磨の転機!『富士山と、コーヒーと、しあわせの数式』憧れの店主との出会いを映す本編シーン
JO1の豆原一成と市毛良枝がW主演を務める『富士山と、コーヒーと、しあわせの数式』(10月24日公開)。このたび、豆原演じる拓磨の転機となる出会いを映した本編シーンが解禁。あわせて、映画オフィシャルグッズの発売決定した。
豆原が演じるのは、夢に迷いながらもコーヒーにだけはこだわりがある、ちょっと頼りなくて優しい大学生、拓磨。一方の市毛は、夫が遺したサプライズによって、愛する人に先立たれた寂しい日々から一歩踏みだし、若いころの夢だった“学び”の日々を楽しんでいくアクティブな拓磨の祖母、文子をチャーミングに体現する。中井貴一主演の『大河への道』(22)などの中西健二が監督、脚本を『サイレントラブ』(24)のまなべゆきこが務める。原案は、約100年前、女性の活躍が困難だった時代に学校を創立(のちに現在の学校法人文京学院に発展)、教育のために奔走した島田依史子の著作「信用はデパートで売っていない 教え子とともに歩んだ女性の物語」。彼女が後進に伝え続けた「学ぶことは楽しい」という概念を核に据え、彼女の生きる姿勢のエッセンスをちりばめて本作の物語が構築された。
今回、豆原演じる拓磨が、自分の夢であるカフェを大学生で起業した憧れの店主に会いにいく、彼の転機となる出会いを映しだした本編シーンが解禁。カフェでバイトし、コーヒーにだけは人一倍こだわりを持つ拓磨だが、自分の“好き”にも自分自身にも自信を持つことができず1人悩んでいた。ある日、思い切って店主が大学時代に起業したというこだわりのカフェを訪ねてみることに。そこにいたのは、コーヒー豆の焙煎から一人でこなす店主の清野(藤田玲)。「どうぞ。お召し上がりください」と差しだされたコーヒーを一口飲んだ拓磨は思わず、「コンプレックスでクリア、完熟オレンジの甘さがすごいっすね。これどうやって焙煎してるんですか?」と清野に質問。すると「企業秘密です」と返され「ですよね」と言いながらも、拓磨はめずらしく引き下がらない。
「あのもうひとつ質問してもいいですか?」と続け、「俺、コーヒー好きだし、それなりに詳しいけど、俺より詳しい人なんてたくさんいるだろうし、正直好きって…どのくらい好きだったら仕事にしても大丈夫なんですかね」と自分の悩みを吐露する。店主の清野は「どれぐらいって言われても」と苦笑しつつも、「ただ、好きって思えることに出会える確率って、そんなに高くないと思うんだよね。だから何かを好きだって言える時点で、もう半分手が届いてるって言うかさ…」その答えを真剣な表情で聞く拓磨。この出会いをきっかけに、「好き」という思いを肯定し、拓磨は自分の夢への思いをさらに強くしていく。
さらに、本作の劇場グッズの発売も決定。発売予定の劇場グッズは5種類を予定しており、ティザーポスタービジュアルをモチーフにしたクリアファイルなどが販売される。また、作品の場面写真、そして本作中で長塚京三演じる安藤偉志が描いたとされる富士山をモチーフにしたポストカードセット、コーヒーをモチーフにした、ラテアートチャーム、本作の英語タイトルロゴをモチーフにしたマグカップ、ランチトートも。日常のなかでも本作を楽しめるグッズに注目してほしい。
本作出演を振り返り、「自分の中ですごい挑戦で、いろいろなことを考えながら、そして悩みながら作り上げた作品。自分にとってすごく成長できたと思います」とコメントしていた豆原。アーティストとしてのみならず、俳優としての道も本格的に歩み始めた彼の姿は、劇中、拓磨が夢への一歩を踏みだしていく姿にも重なる。ナチュラルに等身大の姿を演じた豆原にぜひ注目したい。
文/鈴木レイヤ