映画『楓』ムビチケ前売券の発売日が決定!運命に翻弄される人々を写しだした新場面写真も
スピッツの楽曲「楓」を原案にした映画『楓』が12月19日(金)に公開される。このたび、本作のムビチケ前売券が10月10日(金)より発売されることが決定。福士蒼汰、福原遥ら主要キャストが集結したムビチケビジュアルが解禁となり、あわせて新たな場面写真が一挙公開となった。
時代を超えて愛される国民的バンド、スピッツの楽曲をデビュー34年にして初めて映画化する本作。「楓」は1998年にリリースされた8thアルバム「フェイクファー」の収録曲で、同年にアルバムからシングルカットされた名曲。「さよなら 君の声を抱いて歩いていく」この印象的な歌詞と心揺さぶるメロディで人気を集めた。『世界の中心で、愛をさけぶ』(04)の行定勲がメガホンをとる。本作のキーワードは「楓」の花言葉でもある“大切な思い出”や“美しい変化”そして“遠慮”。人生のなかで大切な人を失った2人の男女を物語の主人公に、出逢いと別れ、愛と悲しみ、胸に刻まれた過去とそれでも続いていく現在、そして未来へ進もうとする2人の姿を、季節の移り変わりを通して描いていく。大切な人を失う運命に向き合う2人の主人公を福士蒼汰と福原遥が熱演する。また、物語を優しく彩るキャストとして、宮沢氷魚、石井杏奈、宮近海斗らが出演することが先日発表されていた。
今回、本作のムビチケ前売券が10月10日(金)より発売となることが決定。ビジュアルには、福士、福原演じる運命に翻弄される主人公2人と、彼らを取り巻くキャラクターたちの表情が美しく切り取られている。さらに、涼と恵の幼なじみで2人を見守る梶野茂(宮沢)、涼を慕う後輩の遠藤日和(石井)、亜子の心の拠り所となる亜子の行きつけの店の店長、辻󠄀雄介(宮近)らの姿も。本当のことを言いだせないまま、亜子への想いを募らせる涼だけでなく、何か秘密を抱えている亜子、すべてを知る梶野、そして2人のせつない真実に気付いていく日和や雄介など、キャラクター全員が胸に秘めた感情が静かに伝わってくるビジュアルとなった。
あわせて解禁となった場面写真には、恵として亜子と日々を過ごす涼の姿が写しだされている。近所の猫にご飯をあげるシーンでは、亜子に優しい眼差しを向ける涼の姿が、あたたかくもどこか儚い。しかし、別の写真では、涼が1人、苦悩に満ちた表情で何かを見つめる姿が捉えられており、二重の生活に戸惑いながらも、明るく真っ直ぐな亜子に惹かれていく涼の複雑な心情が伝わってくる。
さらに、福士と福原のほかにも、物語を彩る重要なキャストたちの姿が垣間見える。涼と恵の幼なじみで、ただ一人真実を知る梶野は、涼の葛藤を見守る重要な存在だ。知的で繊細な雰囲気をまとった宮沢の表情からは、親友への深い理解と、秘めたる想いが感じられる。また、涼が働く職場で彼を慕う後輩の遠藤は、涼との何気ないやりとりのなかで、少しずつ違和感を抱き始める。涼を真っ直ぐな瞳で見つめる姿からは、彼女の純粋な人柄と、涼への秘めた恋心まで伝わってくる。そして、亜子の行きつけのバーの店長である辻󠄀は、明るく穏やかな表情で亜子の話に耳を傾けており、彼の存在が、亜子の心の支えとなっている様子がうかがえる。登場人物たちの感情の揺れ動きが克明に刻まれら場面写真の数々となった。
この冬、多くの人々の記憶に深く刻まれるであろう、永遠のラブストーリー『楓』。繊細で美しい映像と、登場人物たちの複雑な感情が織りなす物語を、ぜひ劇場で体感してほしい。
文/鈴木レイヤ
※辻雄介の「辻」は一点しんにょうが正式表記