依頼人の逆ギレ、クレーム処理、生意気な教え子…意外なものに苦しめられてきた最強殺し屋、国岡の苦労人伝説
最新作では腐れ縁のダチ、真中の尻ぬぐいに奔走!
そしてシリーズ最新作となる『フレイムユニオン 最強殺し屋伝説国岡[私闘編]』でもそんな苦労人っぷりは相変わらず。本作は、前作で国岡と共に合宿でインストラクターを務めた、お調子者のポンコツ殺し屋、真中が主人公。ろくに仕事もこなせず酒に溺れてばかりの情けない生活を送り、実家に連れ戻されてしまった真中が、スゴ腕の殺し屋である父、陸斗(藤澤アニキ)とその弟子、浩人(Rio)に立ち向かっていく様を描く。
真中と腐れ縁で結ばれる国岡は、真中がとちった仕事の賠償金用に渋々大金を貸した挙句に、その金をまさかのものに使われてしまうなど、とにかく不憫。さらには話の流れから真中とタッグを組み、陸斗&浩人という強敵と闘うハメに。
意志の弱いダメダメな真中に呆れつつも、特訓に付き合ったり、真中が殺し屋を辞めないように諭したり…愚痴を漏らしつつもなんやかんや面倒見のいい男という国岡の魅力も堪能できる1作となっている。
そんな人間味あふれる殺し屋のコミカルな日常描写はもちろん、近接格闘を中心とした見応え抜群のアクション、思わず胸を揺さぶられる人間ドラマまで楽しめる「最強殺し屋伝説国岡」シリーズ。ぜひしっかりと予習、復習してから最新作に挑んでほしい。
文/サンクレイオ翼
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