台湾ホラー『呪詛』のチームが参加した日台合作の新作ホラー『ザ・カース』2026年公開決定
日本×台湾の共同制作ホラー映画『ザ・カース』が2026年1月より公開されることが決定。監督、スタッフのコメントも到着している。
『悪魔がはらわたでいけにえで私』(24)、『ザ・ゲスイドウズ』(24)の宇賀那健一監督が、台湾ホラー『呪詛』(22)のチームとタッグを組んだ本作。『呪怨』(03)や『リング』(98)で怨念が渦巻く理不尽なまでの恐怖を描き、世界中の映画ファンを不安のどん底に陥れてきたジャパニーズホラーと、大ヒット作『呪詛』など近年躍進が目覚ましい台湾ホラーの最恐のコラボレーションが実現した。すでにシッチェス・カタロニア国際映画祭、ファンタスティック・フェスト、高雄映画祭、ストラスブール・ヨーロピアン・ファンタスティック映画祭、ナイトメアズ映画祭など、海外映画祭への出展が続々と決まっている。
SNSを介して二国間で古色蒼然とした“紙人形の呪い”が拡散するという、デジタルとアナログの垣根を飛び越える斬新かつクラシカルなトラウマ系ホラーが展開。世界中からキラキラした日常のひとコマが投稿されるインスタグラムに映り込んでいた、不気味な“赤い服の女”と誰かを呪うメッセージ。“それ”に気づいてしまったが最後、眼の前に“赤い服の女”が現れ、狂気の淵に追い詰められ、奇妙な怪死を遂げていく。大切な友人たちを喪った璃子は、自らも呪いを受けながらも、この“呪い”の発生地と思われる台湾に飛び込み、紙人形で人を呪う何者かに近づいていこうとする。しかし、その先には想像を絶する“闇”が待ち受けていた。
主人公、璃子役は「可愛すぎるビールの売り子」として注目を集め、近年は大河ドラマ「光る君へ」やNetflixドラマ「地面師たち」などで活躍する海津雪乃。ともに呪いの正体を追う元恋人役に、台湾で配信されアジア圏でも人気のドラマ「We Best Love 永遠の1位/2位の反撃」にて初主演で俳優デビューしたYUが決定している。また、さらに宇賀那監督作『悪魔がはらわたでいけにえで私』で主演を務めた詩歩、大関れいか、ゴールデンボンバー、ギター担当の喜矢武豊、「日本統一」シリーズの本宮泰風、元テコンドー選手で台湾で圧倒的な知名度を誇る大谷主水、野村宏伸らが出演。さらに台湾から実力派女優ファン・ルイジュン(范瑞君)、若手人気女優のミミ・シャオ(邵奕玫)、リン・スーティン(林思廷)らが集結した。
宇賀那監督は本作に関して「台湾のキャスト、スタッフとの仕事は素晴らしく、ご飯もロケーションも最高で、早くまた台湾の方々と台湾で映画が撮りたくて仕方がありません。ファンタスティック・フェスト、シッチェス映画祭、ストラスブール・ヨーロピアン・ファンタスティック映画祭、高雄映画祭などなど数々の素晴らしい映画祭で、僕にとっての初めての真面目(?)なホラー映画がどう受け取られるかとても楽しみです!」とコメント。プロデューサーの鈴木は「企画当初はこれほど多くの映画祭にノミネートされるとは思っていませんでした。最高のキャスト、スタッフのおかげで実現でき、心から感謝しています」、アートディレクターの陳若宇は「本作は劉士華プロデューサーからお話をいただき、日本チームと共同で参加しました。物語の半分は台湾が舞台で、日台の俳優が出演。宇賀那監督の独自の魔幻的かつ力強い作風に惹かれ参加を決意しました。監督は美術面でも自由を与えてくださり、文化の融合や『呪い』を通じた人間関係や嫉妬を描くことで、日台の感覚が交差する新たな映像体験を目指しました」と語っている。
二国間で拡散する呪いはどのような恐怖を巻き起こすのか?日台合同で描かれる、渾身のホラー映画に期待が高まる。
