横田慎太郎選手の“諦めない姿”が胸を打つ!『栄光のバックホーム』本予告映像&本ポスタービジュアル

横田慎太郎選手の“諦めない姿”が胸を打つ!『栄光のバックホーム』本予告映像&本ポスタービジュアル

2013年、阪神タイガースにドラフト2位指名され、プロ野球でプレーした横田慎太郎。その“感動のラストプレー”に至る歩みを映画化した『栄光のバックホーム』(11月28日公開)より本予告映像と本ポスターが到着。あわせて、第38回東京国際映画祭 ガラ・セレクション部門への公式出品が決定した。

原作は最後の試合での“一球”に込められたドラマを描いた横田の自著「奇跡のバックホーム」と、彼が2023年に28歳でその生涯を閉じるまで、母のまなみら家族と共に闘い続けた人生の軌跡を描いたノンフィクション「栄光のバックホーム」。『20歳のソウル』(22)の秋山純が企画、監督、プロデュースを務め、中井由梨子が脚本を手掛ける。

主人公の横田慎太郎を演じるのは、元高校球児でもある新人の松谷鷹也。そして、慎太郎の母まなみ役を鈴木京香が務め、揺らぐことのない息子への愛を強く優しく体現する。このほか、阪神タイガースの先輩選手、北條史也役に前田拳太郎、慎太郎の想い人、小笠原千沙役に伊原六花、慎太郎の姉、真子役に山崎紘菜、スポーツ紙の野球担当記者、遠藤礼役を草川拓弥と、旬な若手演技派が顔をそろえる。さらに、阪神タイガースのスカウト、田中秀太役を萩原聖人、慎太郎のトレーナー、土屋明洋役を上地雄輔、掛布雅之役を古田新太、金本知憲役を加藤雅也、大阪の大学病院の主治医、鍵山博久役を小澤征悦、鹿児島の隣人、澤居修役を平泉成、神戸の大学病院の主治医、沼田徹役を田中健、神戸のホスピスでの担当医師、門倉勉役を佐藤浩市、阪神タイガース二軍監督、平田勝男役を大森南朋、慎太郎と交流の深かった川藤幸三役を柄本明、そして、慎太郎に多大な影響を与えた元プロ野球選手の父、真之役を高橋克典ら本格実力派俳優陣が演じる。

主題歌は横田の登場曲であり、闘病中の心の支えとなった、ゆずの「栄光の架橋」。阪神が18年ぶりのリーグ優勝を決めた2023年9月、甲子園球場で4万人の観客が慎太郎に向けて大合唱した不朽の名曲でもある。

2023年の優勝以来、好調が続く阪神タイガース。そして、7日の広島東洋カープ戦に勝利したことで、2年ぶり7度目のリーグ優勝を達成した。このたび、歓喜に沸く阪神タイガースで活躍した、横田の人生の軌跡を描いた本作の本予告映像が解禁となった。映像は「慎太郎、あんたの人生、奇跡だったよ…!」と息子の生涯を称えるまなみのセリフから始まる。若きホープとして活躍を期待されるも、突如、脳腫瘍が彼を襲う。突然の出来事にもがき苦しみ、「野球してぇよ…!」と痛烈な心の叫びがあふれ出す慎太郎をまなみが優しく抱きしめる。そして、懸命に病気に立ち向かう彼の背中をそっと押すかのようにエモーショナルに響き渡るのは、横田の登場曲だった、ゆずの「栄光の架橋」。諦めずに前を向く慎太郎を支える、家族や恋人、仲間たちの想いにも胸が熱くなる。

ラストは慎太郎が最後の試合で魅せた、“奇跡のバックホーム”で締めくくられており、野球ファンはもちろん、いまを生きる全ての人々の胸を打つ、感動的な映像となっている。劇中で慎太郎を演じる松谷が使っているグローブは、横田本人から譲り受けたもの。松谷も元高校球児で、共にプロ野球選手の父親を持つ共通点があり、親交を深めていた松谷だからこそ体現可能な横田の想いを乗せた、“奇跡のバックホーム”の完全再現シーンに期待が膨らむ。

あわせて解禁となったポスタービジュアルは、闘病生活を送る慎太郎に寄り添うまなみの表情が印象的。悲しみの中でも笑顔を絶やさない、息子を信じる強さと優しさがにじみ出ている。そして、「全ての横田慎太郎に捧ぐ」という力強いキャッチコピーも目を引くデザインになっている。


この『栄光のバックホーム』が10月27日(月)~11月5日(水)に開催される第38回東京国際映画祭のガラ・セレクション部門への公式出品が決定。同部門は世界の国際映画祭で注目された話題作や邦画の最新作などを上映する部門で、本作への注目度の高さもうかがえる。続報に注目してほしい。

文/平尾嘉浩

作品情報へ

関連作品

  • 栄光のバックホーム

    -
    343
    中井由梨子によるノンフィクション「栄光のバックホーム 横田慎太郎、永遠の背番号24」を実写映画化