ナレーションは「巌窟王」の福山潤!“復讐劇の金字塔”を新たに映画化した『モンテ・クリスト伯』予告編
文豪アレクサンドル・デュマによる大河小説を新たに映像化したフランス映画『モンテ・クリスト伯』が11月7日(金)より公開。ポスタービジュアル、予告編、メイン写真、ムビチケ前売券特典が解禁となった。
フランス国内で940万人を動員し、全世界興収1億ドルを突破した本作。原作は「巌窟王」の名でも知られる傑作小説で、その激しい情念が渦巻くドラマチックな展開が“復讐劇の金字塔”として長年にわたって人々の心を揺さぶってきた。
将来を約束された若き航海士エドモン・ダンテスは、ある策略により無実の罪で投獄され、次第に生きる気力を失っていく。絶望の中、脱獄を企てる老司祭との出会いにより、やがて希望を取り戻していった。司祭から学問と教養を授かり、さらにテンプル騎士団の隠し財宝の存在を打ち明けられる。囚われの身となって14年後、奇跡的に脱獄を果たしたダンテスは、莫大な秘密の財宝を手に入れ、謎に包まれた大富豪“モンテ・クリスト伯”としてパリ社交界に姿を現す。そして、自らの人生を奪った3人の男たちに巧妙に近づいていく。
主演は『イヴ・サンローラン』(14)でセザール賞主演男優賞を史上最年少で受賞したフランスを代表する実力派スターのピエール・ニネ。驚きの変装術や冷酷な計画を駆使する、数奇な運命を背負った男ダンテスを優雅かつ繊細に演じきった。セザール賞受賞の美術と衣装が織りなす映像美がスクリーンを煌びやかに彩り、第77回カンヌ国際映画祭では11分間のスタンディングオベーションで迎えられている。
このたび、ポスタービジュアル、予告編、メイン写真、ムビチケ前売券(オンライン)特典のスマホ壁紙が到着。モンテ・クリスト伯の数奇な運命がスリリングに描かれた予告編には、冒頭で船長へと昇進し、結婚を控え前途洋々な未来が待っていたはずの若きダンテスが、無実の罪で未来を奪われ、復讐の決意を胸に舞い戻る様子が映し出される。さらに、ダンテスを絶望に突き落とした、地位を奪った男、名誉を奪った男、愛を奪った男の3人の姿も。“モンテ・クリスト伯”と名を変え、「神がやらないなら 僕が裁きを下す」というセリフと共に、燃えるような復讐への決意を見せるダンテス。圧倒的スケールの映像美と、激しい情念が渦巻くドラマチックなストーリーに期待が高まる内容となっている。
予告編ナレーションを担当するのは、「コードギアス 反逆のルルーシュ」のルルーシュ・ランペルージ役や「暗殺教室」の殺せんせー役、「おそ松さん」の松野一松役などで知られる人気声優の福山潤。小説「モンテ・クリスト伯」を大胆に脚色し、幻想の未来都市パリを舞台にした復讐のパンク・オペラとして、人気を博した伝説のアニメ「巌窟王」でアルベール役も演じている。
福山からのコメントも到着。「若かりし頃にアニメ『巌窟王』でアルベール役を演じさせていただいたご縁から、このたび映画『モンテ・クリスト伯』の予告編ナレーションを担当させていただくことになり、大変光栄に思っております。『巌窟王』の当時から、『いつか自分も、エドモン・ダンテス(モンテ・クリスト伯)という役柄を演じられる様になりたい』と願うほどに思い入れがあり、自分にとって『巌窟王』という作品は、キャリアの先を照らし、多くの扉を開いてくれた作品でした。いまでも定期的に『巌窟王』のことを考え、当時の収録の状況などを鮮明に思い出せるほど、ずっと自分の中にある大切な作品です。新たな映画版『モンテ・クリスト伯』で、予告編ナレーションとしてみなさまに届けられること、本当に光栄の極みです。ちなみに、今回の映画版に登場する(ヴァシリ・シュナイダー演じる)アルベールが、やたらと美形でして(笑)。私が担当していた少しおバカさんなアルベールよりも、より高貴な雰囲気になっているのかなと想像しています。劇中でどのように描かれているのか、私自身もとても楽しみにしています」とナレーションと作品への思いが語られている。
あわせて、主演のニネ演じるダンテスが仮面を見つめる象徴的なシーンを切り取った場面写真も解禁。前売券の発売も決定し、オリジナルスマホ壁紙付のムビチケ前売券(オンライン)が8月22日(金)より販売される。
時代を越えて語り継がれてきた復讐劇の傑作。新たな『モンテ・クリスト伯』に注目してほしい。
文/平尾嘉浩