ビートルズ成功を支えた男の波乱に満ちた人生とは?『ブライアン・エプスタイン 世界最高のバンドを育てた男』公開決定
ビートルズ成功の陰にいた1人の敏腕マネージャーの物語を描く『ブライアン・エプスタイン 世界最高のバンドを育てた男』が9月26日(金)より公開されることが決定。あわせて本作の場面写真が解禁となった。
ポール・マッカートニーに「5人目のビートルズがいたとしたら、それはブライアンだ」と言わしめたバンドの陰の立て役者の物語を描く本作。音楽史にとどまらず、世界の文化史に大きく足跡を残すビートルズは、実は1人の実業家かつ敏腕マネージャー、ブライアン・エプスタインの尽力によって大きく成功を勝ち得ていた。過酷なマネージャー業務を鮮やかにこなす一方、業務過多から薬物中毒に陥った心優しいビジネスマンは、自身がゲイであるという事実と周囲の偏見から次第に精神のバランスを失っていく。命の炎までも細らせるほどの魂の憂いは、その時代、他者に気軽に相談できることではなかった…。
主人公エプスタインを演じるのは『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(19)などで知られる新進気鋭のジェイコブ・フォーチュン=ロイド。その容姿が生前のエプスタインの面影と重なったことも話題となった。彼を支える父母役に『おみおくりの作法』(13)のエディ・マーサン、『奇跡の海』(96)のエミリー・ワトソンと、世界的に実力を認められている名優が脇を固める。またビートルズのメンバーとして、ブレイク・リチャードソンやジョナ・リースが出演。さらにエプスタインがクラブの受付から歌手に引き上げるシラ・ブラック役をダーシー・ショウが演じる。
“5人目のビートルズ”とも言われたエプスタインの短くも濃厚な32年の生涯を描く本作。スリリングなサクセスストーリーにして、胸を打つヒューマン・トゥルーストーリーをぜひ劇場で目撃してほしい。
文/鈴木レイヤ