坂本悠花里長編劇映画デビュー作『白の花実』公開決定!キャスト陣コメント&ビジュアルカット

坂本悠花里長編劇映画デビュー作『白の花実』公開決定!キャスト陣コメント&ビジュアルカット

坂本悠花里の初の長編作品『白の花実』が12月26日(金)に公開されることが決定。あわせて、ビジュアルカットおよび主役の美絽、池端杏慈、蒼戸虹子をはじめとするキャストが一挙解禁。さらに、監督とキャストからコメントが到着した。

【写真を見る】主人公、杏菜役の美絽らキャスト陣のコメントが到着
【写真を見る】主人公、杏菜役の美絽らキャスト陣のコメントが到着[c]2025 BITTERS END/CHIAROSCURO

21世紀の女の子』(18)の一篇「reborn」を監督し、中編「レイのために」や短編「木が呼んでいる」などで国内数々の映画祭で受賞、注目を集めてきた坂本がメガホンをとる本作。主人公は周囲に馴染めず転校を繰り返してきた杏菜。彼女は転校先の全寮制女子校で出会った、美しく完璧なルームメイト、莉花の突然の死をきっかけに、残された日記と、莉花の“魂”に静かに侵食され、心を揺るがせていく。やがて莉花の幼なじみ、栞も巻き込みながら、杏菜は“死の向こう側”へとそっと踏み込んでいく。かつて観たことのない、ガーリーなファントムファンタジーが誕生する。

主人公、杏菜を演じたのは、サントリー天然水「スパークリングレモン」などのCM、多彩なファッションブランドの広告や雑誌のモデルとして活躍し、圧倒的な透明感と感情の振れ幅を持つ、美絽。また、死んだ莉花の“記憶”をめぐって揺れる栞を池端、カリスマ的存在である莉花を蒼戸が演じる。さらに、少女たちを取り巻く大人たちには門脇麦、河井青葉、伊藤歩、吉原光夫など、芯のある実力派が共演。

坂本監督は本作に関して「昨年のいま頃、キャストとワークショップやダンスの練習をしていました。撮影はあっという間でしたが、日々新しい発見と確かな充実感がありました」と本作を振り返る。また「『白の花実』を作りながら、私は私自身を持て余していた時期があったと思いだしていました。作り終えたいま、自分というものはずっと持て余したままでいいものなのかもしれないと思い始めています」と本作についてコメントした。さらに、杏菜役の美絽は「杏菜を通して、表向きの自分と本当の自分との間にあるギャップに改めて気付かされました。揺れ動く少女たちの葛藤や苦悩には、きっと誰しも共感できる部分があるのではないでしょうか」と語った。


完璧な少女は、なぜ屋上から飛び降りたのか?若き才能、新世代キャストの鮮烈な感性が交錯する、まったく新しい映画体験に期待が高まる。

作品情報へ

関連作品

  • 21世紀の女の子

    -
    9
    1980~90年代生まれの女性監督がひとつのテーマのもとに手掛ける短編オムニバス