『トロン:アレス』公開日決定!ナイン・インチ・ネイルズの楽曲に期待が高まる最新予告映像
世界で初めて長編映画としてCGを本格導入し、革新的な技術とビジュアルで革命を起こした映画『トロン』(82)。その最新作『トロン:アレス』が10月10日(金)に日米同時公開となる。この度、本作の楽曲を手掛けるバンド「ナイン・インチ・ネイルズ」のオリジナル楽曲が含まれた最新予告映像と、新たなポスタービジュアルが公開された。
1982年に公開された『トロン』は、デジタル世界に送り込まれた天才コンピューター・プログラマーのケヴィン・フリン(ジェフ・ブリッジス)が、生死をかけたゲームに挑んでいく様子を描く。現実世界からコンピューター・システムの“デジタル世界”へ侵入するという画期的な設定と、“映像革命”ともいえる新たな映像体験は、社会現象を巻き起こした。2010年には続編の『トロン:レガシー』が公開。当時最先端の究極の映像体験は多くのファンを魅了し、ダフト・パンクが手掛けた楽曲も大きな話題となった。その後ゲーム展開や、フロリダのマジックキングダム・パークでは本シリーズに登場するバイク“ライトサイクル”のアトラクションも登場するなど、世界的な人気コンテンツのひとつとなっている。
今回解禁となったのは、ナイン・インチ・ネイルズ完全書き下ろしの楽曲「As Alive As You Need Me To Be」にのせて、赤いネオンと闇が交錯する映像美が印象的な最新予告映像。『ドラゴン・タトゥーの女』(11)、『ソウルフル・ワールド』(20)などで音楽を手掛け、アカデミー賞作曲賞など数々の賞を受賞したトレント・レズナーとアッティカス・ロス率いるナイン・インチ・ネイルズだが、グループ名義で映画音楽を担当するのは今回が初めて。彼らが作りだす、重厚でエモーショナルなサウンドが、本作の世界観をどのように彩ってくれるのか、大きな期待がかかる。
本作は、デジタル世界の“超高度AIプログラム”が、ついに現実世界へと襲来するというストーリー。予告映像では、圧倒的な力と知性を持つ“究極の兵士”、アレス(ジャレッド・レト)が、人間の記録映像を静かに見つめながらなにかを感じとる姿が。果たして彼は敵か、それとも?アレスがどんな物語を歩んでいくのかにも注目だ。さらに、赤いライトサイクルがレーザーを放ち、一瞬で背中に“飛行ユニット”のようなウイングが出現し、颯爽と飛び立っていく姿など、CGIの技術で世界を圧倒してきた「トロン」シリーズならではの圧倒的な映像美と世界観が観る者をスクリーンに引き込む。
そしてなにより、ファン歓喜のサプライズも。シリーズの象徴的存在であるケヴィン・フリン役である名優ジェフ・ブリッジスが登場!彼がどのように物語と交錯するのかにも注目だ。人類とAIとの想像を絶する遭遇。その果てに待つ、驚愕の“真実”とは。期待が高まる本作の続報を待ちたい。
文/MOVIE WALKER PRESS編集部