『スーパーマン』スーパーガール&ピースメイカー登場!日本版声優の永瀬アンナと大塚明夫のコメントも
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズのジェームズ・ガン監督が、DCユニバースの新たな幕開けを告げる完全新作映画『スーパーマン』(公開中)。現在大ヒット中の本作で観客を驚かせたのは、次世代のヒーロー、スーパーガール(ミリー・オールコック)と、『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』(21)にも登場したヒーロー、ピースメイカー(ジョン・シナ)のサプライズ登場だ。このたび、両キャラクターの日本版吹替キャストを務める永瀬アンナと大塚明夫のコメントが解禁された。
7月11日に日米同時公開を迎えた本作は7月11日~7月13日の3日間で興行収入3.7億円、動員22万人超えを記録。週末興行収入&動員ランキングでともに洋画 No.1を記録し、2022年公開の『THE BATMAN-ザ・バットマン-』や、2024年公開の『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』の初日3日間の成績を超え、新たなDCユニバースの幕開けにふさわしい大ヒットとなった。さらに、アメリカでは3日間で1億2200万ドルと、こちらもオープニング No.1を記録し、全世界累計興行収入は2億1700万ドルを突破した。
そんな本作の劇中にはスーパーマンや宿敵のレックス・ルーサー(ニコラス・ホルト)だけでなく、ジャスティス・ギャングと呼ばれるヒーロー集団や、エンジニア(アンジェラ・スピカ)やメタモルフォ(アンソニー・キャリガン)などスーパーマンに立ちはだかるキャラクターたちも登場する。数々の個性的なキャラクターのなかでも、公開後にひと際大きな話題を呼んでいるのが、2026年6月26日(金)に全米公開を控える新たなDCユニバースの次なる劇場公開作品『SUPERGIRL(原題)』の主人公スーパーガールの登場だ。原作コミックスではスーパーマンのいとこである設定のスーパーガール。最新作で彼女を演じるのはドラマ「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」などで知られるオーストラリア出身の24歳の新進気鋭の女優ミリー・オールコックだ。
先日、ガン監督が突如として、「Look Out. 2026.」という自身の公式Xにて一枚の画像を投稿。『スーパーマン』の希望に満ちあふれたキャッチコピー“LOOK UP”…ではなく、“LOOK OUT”という文字の横に、スーパーガールと思しきキャラクターがおなじみのSロゴのスーツの上にコートを羽織って、飲み物を持つ様子が写しだされている。“LOOK OUT”は日本語訳すると、「気をつけろ」、「警戒しろ」という意味を持ち、『スーパーマン』とはまた違う雰囲気を醸しだす、『SUPERGIRL(原題)』への期待が高まる。『スーパーマン』の劇中、スーパーガールが一体どのような場面でどのような姿で登場するのか、ぜひ劇場で確かめていただきたい。
今後のDCユニバースを支える一員となるスーパーガールの日本語吹替版キャストは、「呪術廻戦」の天内理子役や、「タコピーの原罪」の東役、「異世界スーサイド・スクワッド」のハーレイ・クイン役などで知られる永瀬。オーディションでこの役を射止めたという永瀬は、本作のオファーを受けたことについて「スーパーガール役の選考だと思うと緊張しましたが、『絶対にやりたい!』と前向きな気持ちでオーディションに挑みました。合格の知らせを聞いた時は胸が高鳴りました…!本当にうれしかったです!スーパーガールは自由奔放で大胆。強さの中に繊細さを持つキャラクターです。私自身強く惹かれました」と、喜びの想いと共にスーパーガールのキャラクター性に自身も魅入られたことを明かした。
また、本作の主人公スーパーマンについて「“正義”と“希望”の象徴だと思っています。幼い頃、『正義のヒーロー参上!』とマントをまとって空を飛ぶマネをして遊んでいましたが、いま思うとスーパーマンのかっこいい姿を思い浮かべてやっていたのかなと思います。正義感と優しさを兼ね備えたスーパーマンは、私のなかでずっとヒーローです」と、いつの時代でもヒーローの代名詞ともいえる存在への想いを語った。
さらに、今後のDCユニバースでの活躍に向けた意気込みについて「スーパーガールの日本語吹替版を担当させていただくこと、そしてDCユニバースに参加できること、とても光栄に思います。今後も心を込めて作品に臨み、スーパーガールの魅力を届けられるよう努めます。新たな物語に関われることがいまから楽しみです!」と話し、今後のスーパーガールの活躍にも期待を寄せた。
そして、話題を呼んでいるサプライズキャラクターのもう1人は、ガンが監督を務めた『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』にも登場したピースメイカーだ。平和を愛するがゆえに、平和のためなら人を殺すことさえもいとわないヒーローらしからぬ立ち振る舞いや、差別的な発言を連発するブラックユーモアあふれるキャラクターで人気を博すピースメイカー。本作の登場シーンでは映画館が思わず笑いに包まれる一幕もあるようで、ぜひ彼の登場シーンを見逃さないでいただきたい。
ピースメイカーの吹替を務めるのは、『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』や、ピースメイカー単独主人公のドラマシリーズでも吹替を担当した大塚。先日、彼が主人公のドラマの続編である「ピースメイカー シーズン2」のHBO Max on U-NEXTでの独占配信も発表。その予告映像には本作にも登場するグリーン・ランタンやホークガール、リック・フラッグ将軍が映しだされていたことでユニバースのつながりに注目が集まっており、本作とどのようにクロスオーバーするのかファンの期待も高まる。
大塚は「まさか『スーパーマン』にピースメイカーが登場するとは!私も驚きと興奮が冷めやりませんでした。平和のために戦う2人ですが、ピースメイカーはアンチヒーローの素質を強く持ったキャラクターです。スーパーマンとは違う思想を持ったヒーローの活躍にも期待してください」と語り、スーパーマンへの想いを「誰もが憧れる正義の象徴で、影響を受けた作品やキャラクターも多いと思いますし、人々が想像するヒーローの代表です。超人的な力に溺れることなく、それでいてとても人間らしいところに魅了されます」と語っている。
そして自身の演じたピースメイカーの今後のDCユニバースでの活躍については、「(ドラマ『ピースメイカー』の)シーズン1で魅せた彼のブラックでユーモアなヒーロー像を続編でもお届けできたらと思っております。もし本作でピースメイカーを知ったよという方にも観ていただきたいです。スーパーマンとは違った信念を持って戦うヒーローの活躍にご期待ください!」とコメント。本作で監督を務めるガン監督は「この作品を観るために、ほかの作品を予習する必要はありませんが、『スーパーマン』の物語は『ピースメイカー』のドラマにつながります」と明言しており、新生DCユニバースの重要キャラクターであるピースメイカーにも注目だ。
さらに、2人のキャラクターのサプライズ登場に加え、スーパーマンの生みの父親であるジョー=エル役として『アリー/ スター誕生』(18)や『アメリカン・スナイパー』(14)で知られるブラッドリー・クーパーが出演している。ジョー=エルは、1978年のオリジナル版『スーパーマン』で俳優マーロン・ブランドが演じた重要なキャラクターだ。また、クーパーと同じく「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズに出演したマイケル・ルーカー、ポム・クレメンティエフ、アラン・テュディックらが“孤独の要塞”に登場するロボットたちの声を担当している。
ほかにもテレビレポーター役には、スーパーマン俳優として未だに世界中で愛されるクリストファー・リーヴの実の息子であるウィル・リーヴがカメオ出演するなど、ファンにとっては堪らないサプライズが本作には多数ちりばめられている。まだ本作を観ていない人も、すべてに気づけなかった人もぜひ劇場に足を運び、本作に隠された興奮必至の小ネタを確かめていただきたい。