ヒョンビン主演『ハルビン』アン・ジュングンがマイナス40°Cの湖上に取り残される過酷すぎる本編映像

ヒョンビン主演『ハルビン』アン・ジュングンがマイナス40°Cの湖上に取り残される過酷すぎる本編映像

ヒョンビン主演の『ハルビン』(公開中)から過酷な自然の中で撮影が行われた本編映像とメイキング写真が到着した。

【写真を見る】気温はマイナス40°C、天候により8時間待機のすえ撮影は10分というハードな環境で行われたロケの様子
【写真を見る】気温はマイナス40°C、天候により8時間待機のすえ撮影は10分というハードな環境で行われたロケの様子[c]2024 CJ ENM Co., Ltd., HIVE MEDIA CORP ALL RIGHTS RESERVED

本作はアジアを震撼させた歴史的事件を現代の視点から再解釈したサスペンスアクション。祖国独立という使命を胸に命をかけて、中国、ハルビンへ向かった大韓義軍アン・ジュングン(安重根)と同志たちの姿を活写する。アン・ジュングンをヒョンビンが演じるほか、キャスト陣にはパク・ジョンミン、チョ・ウジン、チョン・ヨビン、イ・ドンウク、そして特別出演のチョン・ウソンといった韓国映画界の実力派俳優が集結。さらに伊藤博文役でリリー・フランキーが出演している。韓国現代史を描くヒットメーカーで映画監督のウ・ミンホと2023年韓国No.1ヒットを記録した『ソウルの春』(23)制作スタッフがタッグを組み、ラトビア、モンゴルなど大規模な海外ロケーションを敢行して圧巻の映像世界を作り上げた。

このたび解禁された本編映像はヒョンビン、監督のミンホ、そして制作スタッフ全員が過酷な環境下でロケーションを行ったワンシーン。アン・ジュングン率いる大韓義軍はシナ山での戦いで日本兵を捕らえたが、ジュングンが万国公法に従って仲間の反対を押し切り日本兵捕虜たちを解放する。しかし逃した捕虜たちから情報を得た日本軍からの急襲を受け、アンは部下たちを失ってしまう。その後ジュングンは自身の決断を悔やみながらロシア、クラスキノにある仲間の隠れ家を目指し、広大な氷床を一人歩きながら、”年老いた狼”伊藤博文の殺害を決意する。

セットではなく、実際にモンゴルにある結氷した湖の上での撮影となったこのシーン。撮影時の気温はマイナス40°C、さらには天候により8時間待機のすえ、撮影は10分というスタッフ一同の技術と努力が詰め込まれている。さらにドローンを使って上空からの撮影も行ったため、ヒョンビンはあの氷の上にひとり残され撮影が行われたのだ。当時の撮影を振り返ったヒョンビンは「つらいという気持ちよりもこの時代はこのようなことを考えていたんだろうと演技の上で助けになりました」と過酷なロケーションをも演技の糧としたことを打ち明けている。

あわせて解禁されたヒョンビンのメイキング写真には、真剣なまなざしで映像チェックをする姿やドンウク演じるイ・チャンソプと日本兵捕虜解放をめぐって対立するシーン、そして今回解禁された本編映像の氷床に1人たたずむ姿がとらえられている。こうした撮影の裏側を知ることで、本編をまた違った視点から楽しむことができるのではないだろうか。


壮大なスケールと実力派キャストによる熱演が堪能できる本作。ぜひ大きなスクリーンでその迫力を味わってほしい。

文/スズキヒロシ

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