日米の名監督が熱く語り合う!『スーパーマン』ジェームズ・ガン&『ゴジラ-1.0』山崎貴監督の夢の対談映像
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズのジェームズ・ガンが監督を務め、DCユニバースの新たな幕開けを告げる『スーパーマン』(7月11日公開)。このたび、『ゴジラ-1.0』(23)監督の山崎貴監督と大の特撮好きで知られるガン監督の対談映像が解禁となった。
誰からも愛される希望の象徴。ヒーローの原点にして頂点。スーパーマン(デイビッド・コレンスウェット)は「ただ人を救いたい」というシンプルで力強い願いのもと、人々の平和を守り続ける強さと優しさを兼ね備えた最強のヒーローだ。自由自在に空を飛び回り、すべてを打ち砕く圧倒的なパワーで人々を救い続けるが、やがて誰にも止めることができない無尽蔵なヒーロー活動を問題視する声が世間から上がり始める。そんな彼を人類の脅威と考え、陥れようとする最高の頭脳を持つ宿敵=天才科学者にして大富豪、レックス・ルーサー(ニコラス・ホルト)の策略で、スーパーマンは絶体絶命の戦いを強いられる。
今回、日本の特撮をこよなく愛する、本作のガン監督と、『ゴジラ-1.0』で第96回アカデミー賞視覚効果賞を受賞した山崎監督による夢の対談が実現。お互いの作品を称賛しあったり、『スーパーマン』と『ゴジラ-1.0』の共通点を語りあうなど、終始2人の興奮冷めやらぬ様子がとらえられた映像となった。
東京と海外をつないだ画面に山崎が映しだされると、ガンは「彼を知ってる!驚きだ、最高だよ」と大喜びの様子。「私は『ゴジラ-1.0』の大ファンです。あれはすばらしい作品ですね。あれほど壮大な映画を作れる製作者の皆さんについてこう思ったんです。『ゴジラ映画はなんたるかという本質に忠実であると同時にゴジラ映画を心から愛しているんだな』、と。ここ数年で私の大好きな映画の一つです」と称賛を贈った。ガンからの全力ラブコールを受けた山崎は嬉しそうに笑いながら、「『スーパーマン』は、不思議なものがたくさん出てくる世界が舞台なのに、キャラクターたちの人間らしい行動原理が全部納得できる。そこが集約しているのが本当に見事でした」と大絶賛。ガンも「この映画について聞いてきたなかで最高の褒め言葉です」と大喜びの様子を見せた。
“スーパーマン”と“ゴジラ”という、時代を超えて繰り返し映画で描かれてきたキャラクターを改めてスクリーンに映しだすという挑戦をしたという共通点を持つガンと山崎。山崎は本作について「一番最初の『スーパーマン』の継承者というか、僕らの世代が当時スーパーマンを初めて観たときの衝撃を、いまのお客さんにも与えることができる気がして、とてもすてきだなと思いました。僕も、初代の『ゴジラ』を観たときに当時の人が感じていた恐怖感をいまのお客さんに感じてほしくて『ゴジラ-1.0』を作りましたし、初代のものを大切にしながら現代にも同じような衝撃を与えられるように作っていた感覚があったので、そこにとても共感しました」と告白。ガンは「その点に関してはあなたの方が見事でしたよ」と賛辞を返した。
さらに「あなたが登場人物を愛しているとはっきり感じ取れます。それに、従来のやり方にとらわれない考え方を盛り込んだ視覚効果への取り組みからも愛情が伝わります。だからこそあの映画は間違いなく私が映画館に観に行きたくなる映画でした。私が心から称賛するような映画製作を行っている人は世界に3~4人しかいませんが、あなたがその1人です」と同志としての熱い言葉を送った。ほかにも、2人が映画業界への想いを熱く語ったり、保護猫と保護犬を飼っているガンと山崎によるペット談義が繰り広げられたり、オンラインではなく次は対面で会うという約束が交わされたりと、日米の天才監督2人による魂の対談に思わず胸が熱くなる見応えたっぷりの映像となっている。
本作には「日本の特撮に影響を受けた」と明かしている超巨大生物のKAIJU“カイジュウ”も登場する。ガンの日本愛に溢れた敵キャラクターとスーパーマンのド派手なアクションをぜひ劇場の大スクリーンで見届けてほしい。
文/鈴木レイヤ