“スーパードッグ”クリプトのモデルは、ジェームズ・ガン監督の愛犬!?「もしスーパーパワーを持っていたら…」

“アメコミヒーローの原点”として世界中で愛されつづけてきた「スーパーマン」を、ジェームズ・ガン監督がDCユニバースの新たな幕開けとして描く完全新作映画『スーパーマン』が、いよいよ7月11日(金)に日米同日公開を迎える。本作からこのたび、スーパーマンの相棒となる“スーパードッグ”クリプトの誕生秘話を独占入手した。

『Pearl/パール』(22)や『ツイスターズ』(24)のデイビッド・コレンスウェットが新たなスーパーマンを演じる本作。普段は大手メディアのデイリー・プラネット社の新聞記者クラーク・ケントとして平凡に働き、その正体を隠すスーパーマン。そんな彼の前に、スーパーマンを人類の脅威と考え陥れようとする大富豪レックス・ルーサー(ニコラス・ホルト)が現れる。

“スーパードッグ”のクリプトは、原作コミックでは忠誠心と知性を兼ね備えた忠犬的な存在でスーパーマンを支えるおなじみのキャラクター。過去にはクリプトを主人公としたテレビアニメシリーズが製作されるなど、特に大きな人気を誇っている。先日解禁された本作の本編映像のなかではスーパーマンの呼びかけに即座に反応したり、ボロボロのスーパーマンに無邪気に甘えるなど、キュートで愛嬌たっぷりな姿が収められていた。

【写真を見る】愛犬の動きをキャプチャーして、リアルな“スーパードッグ”が誕生！[c] & TM DC [c] 2025 WBEI

そんなクリプトにはモデルとなった存在がいるようで、ガン監督は「私が『スーパーマン』の執筆を始めた直後に引き取った犬のオズからインスピレーションを得ました」と明かす。「もしオズがスーパーパワーを持っていたら、人生はどんなに大変なんだろう？」と考え、クリプトを登場させることを決断。さらにクリプトの見た目や動きを作るにあたり、実際にオズの体をキャプチャーしたり、オズの普段の遊び方などを参考にしたと説明する。

『スーパーマン』は7月11日(金)より日米同日公開[c] & TM DC [c] 2025 WBEI

代表作である「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズの天才アライグマのロケットや、『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』(21)のキング・シャークなど、強烈な個性を持つ動物キャラクターは、ガン監督の作品には欠かせない存在。とにかくキュートで暴れん坊なクリプトの活躍に注目しながら、新たな「スーパーマン」の物語を全身で体感してほしい。

文/久保田 和馬