岩田剛典の見事なイラストに松本若菜もびっくり!『ジュラシック・ワールド』吹替キャスト陣が「会ってみたい恐竜」とは?

岩田剛典の見事なイラストに松本若菜もびっくり!『ジュラシック・ワールド』吹替キャスト陣が「会ってみたい恐竜」とは?

ジュラシック・ワールド/復活の大地』(8月8日公開)のシリーズ新章始動イベントが7月1日に東京都内で行われ、日本語吹替キャストを務める松本若菜(ゾーラ・ベネット役)、岩田剛典(ヘンリー・ルーミス役)、吉川愛(テレサ・デルガド役)、楠大典(ダンカン・キンケイド役)が出席した。

『ジュラシック・ワールド/復活の大地』シリーズ新章始動イベントが行われた
『ジュラシック・ワールド/復活の大地』シリーズ新章始動イベントが行われた

スティーヴン・スピルバーグ監督の手によって産声をあげ、シリーズ全6作の累計世界興行収入が9,400億円以上を突破する「ジュラシック」シリーズの新章となる本作。初の女性主人公となる秘密工作の専門家ゾーラ・ベネットをスカーレット・ヨハンソンが演じ、新たな冒険を率いる。

ゾーラ・ベネット役の松本若菜
ゾーラ・ベネット役の松本若菜

本作で映画の吹替に初挑戦した松本は、「『ジュラシック』シリーズって、知らない人はいないんじゃないかというくらいの超大作。(オファーを)伺った時は、えっ?私?どういうこと?とすぐには理解できなかった」と吐露。実感が湧いてくると「心からうれしかったですし、なによりも身の引き締まる想いでした」と喜びと緊張が同時にやってきたという。劇中ではヨハンソンがアクションを炸裂させており、松本は「彼女がスライディングするシーンが印象的。そういうシンプルな動きは、体幹が大切になってくる。(ヨハンソンの)完璧なスライディングを見た時に、基礎ができているからこそド派手なアクションもできるんだと、努力を感じました」と惚れ惚れとしていた。

ヘンリー・ルーミス役の岩田剛典
ヘンリー・ルーミス役の岩田剛典

岩田は、ジョナサン・ベイリーが演じるヘンリー・ルーミス博士役の吹替を担当。岩田にとっても、映画の吹替は今回が初めてのこと。人類を救う恐竜のDNAを確保すべく、ゾーラと共に危険なミッションに挑む恐竜オタクの古生物学者を演じる。「夢のような想い」と切り出した岩田は、「自分でいいのかなと思いました。こんな話が来るなんて、夢にも思わなかった。幼いころから観てきたシリーズで、夢のような経験」と感激しきり。アフレコはとても難しかったというが、大好きなシリーズの世界に入り込み「ありがたい経験をさせていただいた」としみじみと語り、「グループのメンバーに話した時はまず驚いていましたが、『恐竜役?』と言われました。『なんの恐竜?』って」とメンバーの反応を楽しそうに明かしていた。

テレサ・デルガド役の吉川愛
テレサ・デルガド役の吉川愛

そしてルナ・ブレイズ演じるテレサ・デルガド役の吹替を担った吉川は、「恐竜や爬虫類が好き」というだけにうれしいオファーになった様子。実写の吹替は初めてのこととなったが、「私でいいのかなとも思いましたし、緊張感がありました。超大作の作品で初めての挑戦ができるとあって、ドキドキしました」と笑顔を見せつつ、勇気のあるテレサとの共通点について「私は、あまり勇気を出して行動するタイプではなくて。家族が大好きなところは似ています」とコメント。最近勇気を振り絞ったエピソードとして「肌治療。いままでピーリングなどあまり痛くなさそうなものしかやっていなかったんですが、ちょっと前からレーザーを始めました。焦げ臭い匂いがして、自分の焼けた肌の匂いがするのが怖い。その勇気を出すのが限界」と近況を報告していた。ゾーラが最も信頼する傭兵、ダンカン役の吹替を担当したのが、楠だ。シリーズが始まった当初はまだ「声優をやっていなかった。Vシネとかそちらの方で、生き埋めになったりしていた」と笑い、「声の仕事を始めてからも、いつか関わりたいなとずっと思っていた」と憧れのシリーズに参加することができたと話す。

ダンカン・キンケイド役の楠大典
ダンカン・キンケイド役の楠大典

また岩田は、楠ら声優陣の演技を聴きながらアフレコに挑んだそうで、「声優さんの声の分厚さに圧倒された。楠さんの声の分厚さにやられちゃった」と尊敬の念を口に。楠が「吹替の場合は、(オリジナルの)俳優さんの演技からはみださないように。もしその人が日本語を話したらどうなるかを考える」「演技という面では、実写もアニメも根本は一緒。自分が動けない分、想像で言わないといけないのが難しい。声の出し方も、本当は一緒。違うのは世界観とキャラクター」と声優としての持論を展開すると、岩田は「勉強になりますね」、松本も「尊敬です」、吉川も「あと1時間くらい聞けないですかね」と大いに感銘を受けていた。


会ってみたい恐竜は?イラストにして披露!
会ってみたい恐竜は?イラストにして披露!

それぞれ、「会ってみたい恐竜」をイラストにして披露する場面もあった。松本はかわいらしい恐竜のイラストを描いたフリップを掲げながら、「私はとにかく暑がりなので、暑い時にペットボトルを持ってきてくれて、うちわであおいでくれる恐竜」と紹介。「私の倍くらいある」「食べるのは、かき氷」とその恐竜の特徴を妄想していた。演じた役柄と同じように「オタク気質で、好奇心旺盛なところがある。なんでも突き詰めるタイプ」だという岩田は、絵にも没頭するタイプのようで、見事なイラストを披露した。周囲から「うますぎる」「本当に上手」と絶賛の声が飛び交うなか、岩田が「5分くらいで描きました。肉食系で、人間には懐かない。がっつり凶悪な感じの恐竜。1体しか会えないなら、こういう恐竜に会いたい」と希望すると、楠木が「会った瞬間に死ぬ」とツッコみを入れ、2人で笑い合っていた。

取材・文/成田おり枝

関連作品