土屋太鳳『盤上の向日葵』に出演決定!物語のカギを握る映画オリジナルキャラクター演じる

土屋太鳳『盤上の向日葵』に出演決定!物語のカギを握る映画オリジナルキャラクター演じる

<コメント>

●土屋太鳳(奈津子役)

Q.本作への思い

「『これを失えば生きる意味も失ってしまう』ほど魅了される世界に出会ってしまったら、それは幸せなのでしょうか。撮影からずっと、この問いが心に巡ります。掴みたいがゆえに壊れるもの、それを痛感する時間でした」

Q.共演者の坂口健太郎について

「演じていらっしゃる時は、魂が役と一緒に遠くへと漂っていくような、なんともいえない儚さを纏っていらっしゃるのですが、撮影が終わればスタッフさん方とコミュニケーションをたくさんとっていらして、本当に楽しい方でした。すごく暑い夏だったのですが、その笑顔が向日葵のようにチームを牽引なさっていたと思います」

Q.共演者の渡辺謙について

「渡辺謙さんの作品を、どれほど繰り返し拝見したことか!!!プライベートな気持ちだけれど、その思いを伝えずにはいられませんでした。そんな話題にも笑顔で応えてくださり、私のライフステージが変化したあとの状況も気遣ってくださって、本当に懐の深い、すばらしい方でした。演技をご一緒した時間は、当然、一生の宝物です!」

●柚月裕子(原作)

Q.映画化について、坂口健太郎&渡辺謙について

「とっても嬉しかったです。これまでにも映像化していただいた作品はありますが、小説や漫画、映画それぞれおもしろさが違うものだと思っているので、映像も演技もとにかく楽しみで、すべてを監督にお任せしました。坂口さんの桂介は苦しんで、追い詰められて、つらい、決断を迫られるような厳しい役どころで、ずっと感情を揺さぶられましたし、渡辺謙さんはもういるだけですごみがある。なにもしゃべらなくて表情を少し変えただけでも東明を表していて、やっぱり役者さんってすごいなと思いました」

Q.映画版で脚色された奈津子という役柄と演じる土屋太鳳について

「きっと映画を観ている方との心が一番近いキャラクターではないかなと思います。桂介を助けたい、桂介に幸せになってもらいたいと思うけど、どうにもできない。奈津子も桂介もお互いを大事に思っているけど一歩踏みだせない。言葉は少なくても(坂口演じる)桂介とのやりとりがものすごくせつなく、静けさの中に佇んでいるだけで、物悲しさを強く訴えかけてくるものがありました。土屋太鳳さんでなければ醸しだせない雰囲気で、土屋さんだから作り上げられたオリジナルの奈津子だったと思います」

Q.感想と観客へのメッセージ

「涙がこらえられなくて、一言では言えない。おもしろい、引きつけられる。そして考えさせられる。いろいろな感情が胸に込み上げてきて、すばらしいものを拝見した。すごく大切なものが込められている映画だと思いました。映画を観たあとに、必ず大切ななにかを持ち帰ることができる映画だと思います。壮大なひまわり畑と美しい景色と、そこでもがいてあがいて、前に進もうとするキャラクターの魅力。それを大きなスクリーンで、ぜひご覧になっていただきたいと思います」


文/スズキヒロシ

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