吉沢亮、映画『ババンババンバンバンパイア』完成披露試写会で板垣李光人への愛を告白!「溺愛していました」と笑顔

吉沢亮、映画『ババンババンバンバンパイア』完成披露試写会で板垣李光人への愛を告白!「溺愛していました」と笑顔

映画『ババンババンバンバンパイア』(7月4日公開)の完成披露試写会が6月17日、ユナイテッド・シネマ豊洲にて開催され、主演の吉沢亮、共演の板垣李光人、原菜乃華、関口メンディー、満島真之介、眞栄田郷敦、浜崎慎治監督が登壇。撮影時の裏話や役との共通点、映画にちなみ「絶対阻止」したいことトークなどで盛り上がった。

【写真を見る】板垣李光人考案の「バババポーズ」をする吉沢亮、板垣、原菜乃華。
【写真を見る】板垣李光人考案の「バババポーズ」をする吉沢亮、板垣、原菜乃華。

原作は「別冊少年チャンピオン」にて連載中の奥嶋ひろまさの大人気コミック。450歳のバンパイアは森蘭丸(吉沢亮)として銭湯で働いている。その目的は、究極の味わいである「18歳童貞の血」。蘭丸は銭湯のひとり息子のピュアボーイ・立野李仁(板垣李光人)の純潔を見守る日々だったが、ある日李仁がクラスメイトの篠塚葵(原菜乃華)に一目惚れ。李仁の初恋が成就すれば、童貞喪失の危機!李仁の純潔を守るべく、あらゆる手を使い初恋を阻止しようと、蘭丸による決死の大作戦が始まる――。

正体は450歳のバンパイア!森蘭丸役の吉沢亮
正体は450歳のバンパイア!森蘭丸役の吉沢亮

コメディで大事にしていることについて吉沢は「至って真剣に向き合うこと」と回答。真面目に向き合えば向き合うほど面白くなると話し、「変に楽しくなりすぎないことを意識しています」と演じる上での心構えに触れつつ、本作では「李仁への愛を大切にしていました」とのこと。蘭丸が李仁に溢れんばかりの愛を注ぐように、現場でも板垣を溺愛していたと笑顔。李仁は原作者の奥嶋が板垣をイメージして作り上げた役であることについて、演じる際には不思議な感じがしたと振り返った板垣。演じる際には「なるべく自分そのままで」を心がけて挑んだ役だと語った。

蘭丸が働く銭湯のひとり息子、立野李仁役の板垣李光人
蘭丸が働く銭湯のひとり息子、立野李仁役の板垣李光人

NHK大河ドラマ「青天を衝け」以来2回目の共演となる吉沢と板垣。前作ではなかなか機会がなかったが、本作ではたくさん話をしたそうで、「趣味の話とか、共通点とかを知って、大好きになりました!」と愛おしそうに板垣を見つめる吉沢。撮影現場でも板垣演じるかわいい李仁が、みんなを魅了していたようで、浜崎監督が「しっかり高校一年生の役になっていた。みんながモニターを観ながら、かわいい、かわいいって盛り上がっていました」とピュアな李仁にメロメロだったとを伝えていた。

李仁の初恋相手の篠塚葵を演じた原は「私自身もオタク気質があるので、似ているかも」と役との共通点を明かし、「葵の部屋にグッズが陳列してあるのですが、私も推し的なものを集めがちなので…」と心境が理解できると笑顔を見せていた。

李仁が想いを寄せるクラスメイト、篠塚葵役の原菜乃華
李仁が想いを寄せるクラスメイト、篠塚葵役の原菜乃華

脳筋番長・フランケンこと篠塚健役の関口は「自分にしかできない!」と胸を張る。脳筋なところはもちろんだが、彼の好きな相手を慕う気持ちもよく分かると話し、「忠誠心があります。そこはすごくよく分かります」とのこと。さらに蘭丸、李仁、フランケンの入浴シーンがあることに触れ、「ファンの皆さん、すみません!一緒に入浴しちゃいました!」とニヤニヤ。この入浴シーンについて吉沢は「蘭丸は原作でも(体が)仕上がっている役。体を作らなきゃと思っていたのですが、現場で(関口の筋肉を)見ちゃうと…絶望でしかなかった(笑)。なので、(体を作るのを)やめました」と苦笑い。関口が「吉沢くんも直前までパンプアップしてました」と吉沢の頑張りに触れると、遮るように「どうか見比べないで!」と吉沢が観客にお願いする場面もあった。

李仁と葵の担任、高校教師の坂本梅太郎役の満島真之介
李仁と葵の担任、高校教師の坂本梅太郎役の満島真之介

吉沢と共演歴がある満島は「『キングダム』では王様と家来、『青天を衝け』では幼馴染。真剣な眼差しで(お芝居をして)裏ではちょっかいを出すという…」とこれまでの撮影現場での様子を明かす。これまでの現場では「僕がお亮のことが好きすぎてどんどんグイグイいくのだけど、いい感じであしらってくれるんです」と、あしらわれるのもすごくうれしいと話したが「今回はそれをお芝居でやらなきゃいけない。素の自分をさらけ出すようで、恥ずかしかったです」と照れまくる満島に対し、「僕は逆にしっくり来た」とニヤリとした吉沢。「坂本先生役は真之介くん本人のキャラクターにもピッタリ。いままでのほうが笑っちゃってたから(笑)」と、これまでの共演で感じていた普段との違和感に触れ、「試写で観た時もめちゃくちゃ笑いました」と、作中での関係性がしっくりきていたとも話していた。

蘭丸の兄、森長可役の眞栄田郷敦
蘭丸の兄、森長可役の眞栄田郷敦

吉沢演じる蘭丸とアクションシーンを繰り広げる長可役の眞栄田が「長い爪が大変でした」と役作りを振り返り、「大変だったけれど、すごくかっこいいシーンになりましたよね?」と吉沢、浜崎監督のほうを覗き込み、確認する場面も。吉沢は「二人が会うシーンは急に映画が変わった?みたいな感じ」とのこと。浜崎監督は「アクション、コメディ、時代劇、純愛ありで、さらには歌も歌う。毎日違う(作品の)撮影をしているみたいでした」と、さまざま要素が詰まった、いい意味でのカオス作品が誕生したと大満足の様子で語っていた。

浜崎慎治監督も出来上がりに大満足とのこと
浜崎慎治監督も出来上がりに大満足とのこと

吉沢とのタッグは『一度死んでみた』(20)以来、2度目となる浜崎監督。吉沢のことが大好きすぎる満島から久しぶりのタッグの感想を訊かれると「いろいろな大作をやるなかで、いろいろな修羅場を潜ってきたんだなと感じました。コメディの帝王です!」と絶賛。するとすかさず満島が「あっちでは国宝、こっちでは帝王!」と現在公開中の吉沢の主演映画『国宝』にも触れ、「両方楽しんでください!」と呼びかけ、大きな拍手を浴びていた。

通称フランケン。葵の兄、篠塚健役の関口メンディー
通称フランケン。葵の兄、篠塚健役の関口メンディー

イベントでは映画にちなみ「絶対阻止したいもの」を発表するコーナーも。作品も制作チームも大好きだという満島が「バババチーム解散!!絶対阻止」と回答。「原作も続いているし、映画もいいところで終わっている…」と話し、続編に期待しているとの満島のコメントに会場からも期待のこもった拍手が湧き起こっていた。


笑いが止まらない吉沢&板垣
笑いが止まらない吉沢&板垣

フォトセッション後には吉沢の「この夏は!」のかけ声に会場が「ババンババンバンバンパイア!」と応えるコールアンドレスポンス後に、キャノン砲が発射。コウモリ型の紙吹雪とテープが舞い、大盛り上がりのイベントを締めくくった。

取材・文/タナカシノブ

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